おしどり夫婦と言われた渡辺裕之と原日出子
夫の不調に相対していた原もまた、かつては精神的なゆらぎに悩まされた時期がある。
「いまから20年ほど前、原さんが45才になった頃です。倦怠感に襲われ、更年期障害との闘いが始まりました。もともと貧血気味の原さんは症状が重く、手足の冷えや発汗が続き、大変な思いをした」(前出・別の芸能関係者)
そうしたとき、原を支えたのが渡辺さんだった。
「泣きながら不調を訴える原さんに戸惑いながらも、慣れない家事を代わってするなど、辛抱強くサポートを続けたんです。体調が戻ってからは、原さんはことあるごとに渡辺さんへの感謝を口にしていました」(前出・別の芸能関係者)
心身をコントロールできない経験をした原は、ふさぎ込みがちな渡辺さんの気持ちが痛いほどわかっていたに違いない。だからこそ、何時間でも電話につきあい、渡辺さんの不安を受け止め続けたという。
あれだけ元気いっぱいだった渡辺さんが、もうこの世にいないことが信じられない。心からご冥福をお祈りしたい。
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※女性セブン2022年5月26日号