▼スクロールで次の画像

米海軍の港湾基地であるホワイト・ビーチ地区の桟橋。巨大な米軍艦艇の周辺に停泊するのは、海上自衛隊の護衛艦と2隻の掃海艇。同地区には米原子力潜水艦などが過去613回寄港している

米海軍の港湾基地であるホワイト・ビーチ地区の桟橋。巨大な米軍艦艇の周辺に停泊するのは、海上自衛隊の護衛艦と2隻の掃海艇。同地区には米原子力潜水艦などが過去613回寄港している

市街地の真ん中にあり“世界一危険な飛行場”と呼ばれる普天間飛行場。オスプレイのほか、CH-53大型ヘリやAH-1Z対戦車ヘリなど所属機が並ぶ。基地の約9割が米軍占領と同時に強制接収された

市街地の真ん中にあり“世界一危険な飛行場”と呼ばれる普天間飛行場。オスプレイのほか、CH-53大型ヘリやAH-1Z対戦車ヘリなど所属機が並ぶ。基地の約9割が米軍占領と同時に強制接収された

キャンプ・シュワブの新基地建設現場では、建設反対派の抗議にも警備員が一糸乱れぬ隊列で警護する。警備は県外企業が請け負っている

キャンプ・シュワブの新基地建設現場では、建設反対派の抗議にも警備員が一糸乱れぬ隊列で警護する。警備は県外企業が請け負っている

コザ騒動:復帰前の1970年12月20日未明、コザ市(現・沖縄市)で米軍関係の車両80台が焼き払われた。米人車両が横断中の男性に怪我を負わせたうえに、米憲兵が威嚇発砲したことで約5000人の住民が怒りを爆発させた(写真/那覇市歴史博物館)

コザ騒動:復帰前の1970年12月20日未明、コザ市(現・沖縄市)で米軍関係の車両80台が焼き払われた。米人車両が横断中の男性に怪我を負わせたうえに、米憲兵が威嚇発砲したことで約5000人の住民が怒りを爆発させた(写真/那覇市歴史博物館)

基地に使用される土地は「軍用地」と呼ばれる。個人所有の土地は強制的に借地化され、日本政府が地主に借地料を支払う。投資先としても人気が高い

基地に使用される土地は「軍用地」と呼ばれる。個人所有の土地は強制的に借地化され、日本政府が地主に借地料を支払う。投資先としても人気が高い

宮森小学校・米軍戦闘機墜落事故:1959年6月30日、石川市(現・うるま市)宮森小学校に米軍機が墜落。18人が死亡、約210人が重軽傷を負う沖縄で戦後最大の米軍機墜落事故(写真/那覇市歴史博物館)

宮森小学校・米軍戦闘機墜落事故:1959年6月30日、石川市(現・うるま市)宮森小学校に米軍機が墜落。18人が死亡、約210人が重軽傷を負う沖縄で戦後最大の米軍機墜落事故(写真/那覇市歴史博物館)

米兵少女暴行事件:1995年9月4日、米兵の小学生女児性暴力事件が発生。地位協定により米側は容疑者の身柄引き渡しを拒んだ。事件への抗議と協定改定を求め、翌月の県民大会で約8万5000人が怒りの声をあげた(写真/共同通信社)

米兵少女暴行事件:1995年9月4日、米兵の小学生女児性暴力事件が発生。地位協定により米側は容疑者の身柄引き渡しを拒んだ。事件への抗議と協定改定を求め、翌月の県民大会で約8万5000人が怒りの声をあげた(写真/共同通信社)

那覇市国際通り:雨がそぼ降る復帰当日の那覇市の「国際通り」。戦後、県下でいち早く復興を遂げたことから「奇跡の1マイル」と呼ばれた通りには、「沖縄県」と書かれた看板が何枚も掲げられた(時事通信フォト)

那覇市国際通り:雨がそぼ降る復帰当日の那覇市の「国際通り」。戦後、県下でいち早く復興を遂げたことから「奇跡の1マイル」と呼ばれた通りには、「沖縄県」と書かれた看板が何枚も掲げられた(時事通信フォト)

米軍関係者による追突事故:2022年4月、取材中に米軍関係者と思しき車が県民の車に追突した事故現場に遭遇。日本の警察だけでなく、米軍のミリタリーポリスも立ち会い、ドライバーは両者から事情聴取を受けていた

米軍関係者による追突事故:2022年4月、取材中に米軍関係者と思しき車が県民の車に追突した事故現場に遭遇。日本の警察だけでなく、米軍のミリタリーポリスも立ち会い、ドライバーは両者から事情聴取を受けていた

沖縄国際大学・米軍ヘリ墜落事故:2004年8月13日、米軍ヘリが普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学構内に墜落炎上。米軍は即座に現場を封鎖し、沖縄県警は排除された。抗議集会には3万人が参加

沖縄国際大学・米軍ヘリ墜落事故:2004年8月13日、米軍ヘリが普天間飛行場に隣接する沖縄国際大学構内に墜落炎上。米軍は即座に現場を封鎖し、沖縄県警は排除された。抗議集会には3万人が参加

現在、事故で焼け焦げた樹木とヘリが激突した校舎の一部が展示されている

現在、事故で焼け焦げた樹木とヘリが激突した校舎の一部が展示されている

駐留軍等労働者労務管理機構:「駐留軍等労働者」と呼ばれる米軍基地の従業員を集めるために日本が設立した機関。全国で約2万5000人が米軍基地に雇用され、在日米軍の活動を日本国民の税金で支えている

駐留軍等労働者労務管理機構:「駐留軍等労働者」と呼ばれる米軍基地の従業員を集めるために日本が設立した機関。全国で約2万5000人が米軍基地に雇用され、在日米軍の活動を日本国民の税金で支えている

国道を走る米軍車両:沖縄本島北部・金武町の国道329号線を走行する米軍車両。総面積の約15%を米軍基地が占拠する沖縄本島では、こうした光景は珍しいことではない

国道を走る米軍車両:沖縄本島北部・金武町の国道329号線を走行する米軍車両。総面積の約15%を米軍基地が占拠する沖縄本島では、こうした光景は珍しいことではない

嘉手納飛行場の施設内で遊ぶ子どもたちの上空には、米軍戦闘機が飛行する。家族などの関係者も含めると、沖縄に在住する米軍関係者の数は約4万7300人(2011年時点。以後は非公表)。

嘉手納飛行場の施設内で遊ぶ子どもたちの上空には、米軍戦闘機が飛行する。家族などの関係者も含めると、沖縄に在住する米軍関係者の数は約4万7300人(2011年時点。以後は非公表)。

辺野古海岸には絶滅危惧種を含む約5300種の海洋生物が生息しているとされる。同海岸域では米軍海兵隊の訓練と県民の多くが強く反対する埋め立て工事が進められている

辺野古海岸には絶滅危惧種を含む約5300種の海洋生物が生息しているとされる。同海岸域では米軍海兵隊の訓練と県民の多くが強く反対する埋め立て工事が進められている

看板ひとつ隔てた先は、読谷村のトリイ通信施設内にある米軍関係者専用ビーチ。同施設は在沖米陸軍の中枢施設で陸軍特殊部隊(グリーンベレー)が駐留することでも知られている

看板ひとつ隔てた先は、読谷村のトリイ通信施設内にある米軍関係者専用ビーチ。同施設は在沖米陸軍の中枢施設で陸軍特殊部隊(グリーンベレー)が駐留することでも知られている

嘉手納飛行場内「黙認耕作地」:フェンスを隔てた嘉手納飛行場の片隅には、日本の地権者による耕作が黙認されている耕作地がある。米軍と住民との間の妥協案のひとつといわれ、沖縄の米軍基地の各所に見られる

嘉手納飛行場内「黙認耕作地」:フェンスを隔てた嘉手納飛行場の片隅には、日本の地権者による耕作が黙認されている耕作地がある。米軍と住民との間の妥協案のひとつといわれ、沖縄の米軍基地の各所に見られる

沖縄本島北部にあるオクマビーチは、1977年に一部が返還。沖縄本島で最も美しい海といわれ、人気の高い観光名所のひとつだが、一部は米軍専用の保養地(空軍・奥間レスト・センター)となっている

沖縄本島北部にあるオクマビーチは、1977年に一部が返還。沖縄本島で最も美しい海といわれ、人気の高い観光名所のひとつだが、一部は米軍専用の保養地(空軍・奥間レスト・センター)となっている

普天間飛行場のゲート4エリアは現在、宜野湾市が「市民広場」として開放している。ただし、エリア内の野球場やグラウンドを利用するためには、事前の申請が必要になる

普天間飛行場のゲート4エリアは現在、宜野湾市が「市民広場」として開放している。ただし、エリア内の野球場やグラウンドを利用するためには、事前の申請が必要になる

浦添市にあるキャンプ・キンザー(牧港補給地区)には、軍関係者の家族住宅や小学校のほか、映画館やボウリング場、野球場などの娯楽施設も整備されている。建設はすべて「思いやり予算」による日本の負担

浦添市にあるキャンプ・キンザー(牧港補給地区)には、軍関係者の家族住宅や小学校のほか、映画館やボウリング場、野球場などの娯楽施設も整備されている。建設はすべて「思いやり予算」による日本の負担

2022年4月1日にリニューアルした「道の駅かでな」。嘉手納飛行場を一望できるため、ひと目見ようと観光客がカメラを手に訪れる。3階には嘉手納町の歴史を学べる展示室も

2022年4月1日にリニューアルした「道の駅かでな」。嘉手納飛行場を一望できるため、ひと目見ようと観光客がカメラを手に訪れる。3階には嘉手納町の歴史を学べる展示室も

普天間飛行場の敷地内にある誘導灯の右手奥に、沖縄の伝統的な墓である石造りの亀甲墓が見える。日本人が勝手に墓参することは許されず、立ち入るためには米軍の許可が必要

普天間飛行場の敷地内にある誘導灯の右手奥に、沖縄の伝統的な墓である石造りの亀甲墓が見える。日本人が勝手に墓参することは許されず、立ち入るためには米軍の許可が必要

沖縄の米軍専用施設

沖縄の米軍専用施設

関連記事

トピックス

山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
女優・遠野なぎこが自宅マンションで亡くなっていることがわかった
遠野なぎこさん死去…「絶縁状態」と言われていた親族が訃報発表に踏み切った事情 知人が明かす「ずっと気にかけていた」本当の関係
NEWSポストセブン
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《真美子さんの艶やかな黒髪》レッドカーペット直前にヘアサロンで見せていた「モデルとしての表情」鏡を真剣に見つめて…【大谷翔平と手を繋いで登壇】
NEWSポストセブン
誕生日を迎えた大谷翔平と子連れ観戦する真美子夫人(写真左/AFLO、写真右/時事通信フォト)
《家族の応援が何よりのプレゼント》大谷翔平のバースデー登板を真美子夫人が子連れ観戦、試合後は即帰宅せず球場で家族水入らずの時間を満喫
女性セブン
鉄板焼きデートが目撃されたKing & Princeの永瀬廉、浜辺美波
《永瀬廉と全身黒のリンクコーデデート》浜辺美波、プライベートで見せていた“ダル着私服のギャップ”「2万7500円のジャージ風ジャケット、足元はリカバリーサンダル」
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン