ただ、「このまま投高打低で点が入らない野球が続いたら、お客さんは面白くないと思うよ」と達川氏は続ける。
「昔から『一番面白いゲームのスコアは8対7』と言われるように、やっぱり点の取り合いが面白いんですよ。それが昔のパ・リーグの野球だったが、今はロースコアの僅差ばかりだね。
とはいえ、これから夏場になってくると、どんなに登板間隔を開けてもピッチャーがへばってくると思いますよ。交流戦が明けた頃には、どこもピッチャーに余裕がなくなるから中6日を続けざるを得なくなるでしょう。その頃には、投高打低は逆転していると思いますよ」
ここまでは異例のシーズンだが、143試合を終えた時、どんな結果となっているのだろうか。
※週刊ポスト2022年6月3日号