便秘を自分で治そうとして、薬局などで売られている便秘薬に頼るケースは多い。だが市販の便秘薬には落とし穴がある。白畑氏が語る。
「市販薬の大半は『刺激性』の薬で、お腹をグルグル刺激して便を出させます。しかし服用するうちに耐性ができ、飲む回数がどんどん増えて薬物依存につながります。一方、病院で処方されることの多い『非刺激性』の便秘薬は、クセにならず効果が持続します。自分でなんとかしようとせず、医者に相談したほうがよいでしょう」
その他、便秘の解消にはお腹を「の」の字に手でさするマッサージが効果的で、いきみを防ぐ理想的な排便姿勢(図を参照)もトイレ死を防ぐ有効な手段となる。快適な生活は快便から始まるのだ。
※週刊ポスト2022年6月3日号