芸能

大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』に登場する「某敵国」 モデルはどこの国?

前作から30年以上経った続編でも往年のファンを喜ばせている(時事通信フォト)

前作から30年以上経った続編が往年のファンを喜ばせている(時事通信フォト)

 日本公開10日で興行収入28.8億円を突破し、世界興行収入は5億5720万ドル(約700億円)を超えた『トップガン マーヴェリック』。主演を務めるトム・クルーズ(59)は、1986年公開の前作『トップガン』ではアメリカ海軍戦闘機兵器学校(通称・トップガン)で飛行訓練を受ける破天荒なパイロット役だったが、今回は“某国の核関連施設を破壊する”という任務のため若きパイロットたちを育てる教官として登場する。

 オープニングから、往年のファンを喜ばせる演出がいたるところにちりばめられ、劇場では思わず「おお!」と声を上げたり、拍手を送ったりする観客の姿が。ただ、鑑賞後のファンからは「覆面姿の兵士ばかりの敵国は一体どこの国なの?」という疑問の声も聞こえてきた。

 スペシャリストの見解を聞いてみた。軍事ジャーナリストの竹内修氏はこう答える。

「この映画が具体的な敵国を設定しているとは思えませんが、あえて大真面目に分析すると、ひとつの国に絞ることができます。おそらくイランでしょう。

 まず、敵国にウラン濃縮施設があり、それをアメリカが脅威と捉えていることが理由のひとつに挙げられます。しかしこれだけだと、複数国あり、イランに絞ることはできません。

 ここからはネタバレになってしまうのですが……もうひとつの理由は、敵地に“トムキャット”の愛称で知られる艦上戦闘機F-14があるからです。現在F-14を持っている国は全世界でイランだけなんです」

 現実世界でもIAEA理事会でイラン核問題が取り上げられているが、今回の設定には政治的意図があったわけではなく、もっと別の理由があると竹内氏はみる。

関連記事

トピックス

手指のこわばりなど体調不安を抱えられている(5月、奈良県奈良市
美智子さま「皇位継承問題に口出し」報道の波紋 女性皇族を巡る議論に水を差す結果に雅子さまは静かにお怒りか
女性セブン
ちあきなおみ、デビュー55周年で全シングル&アルバム楽曲がサブスク解禁 元マネジャー「ファンの声が彼女の心を動かした」
ちあきなおみ、デビュー55周年で全シングル&アルバム楽曲がサブスク解禁 元マネジャー「ファンの声が彼女の心を動かした」
女性セブン
『EXPO 2025 大阪・関西万博』のプロデューサーも務める小橋賢児さん
《人気絶頂で姿を消した俳優・小橋賢児の現在》「すべてが嘘のように感じて」“新聞配達”“彼女からの三行半”引きこもり生活でわかったこと
NEWSポストセブン
「マッコリお兄さん」というあだ名だった瀬川容疑者
《川口・タクシー運転手銃撃》68歳容疑者のあだ名は「マッコリお兄さん」韓国パブで“豪遊”も恐れられていた「凶暴な性格」
NEWSポストセブン
自転車の違反走行の取締りはたびたび実施されてきた。警察官に警告を受ける男性。2011年(イメージ、時事通信フォト)
「青切符」導入決定で自転車取締りが強化 歓迎の声がある一方で「ママチャリで車道は怖い」
NEWSポストセブン
民主党政権交代直後の政権で官房長官を務めた平野博文氏
【「年間約12億円」官房機密費の謎】平野博文・元官房長官 民主党政権でも使途が公開できなかった理由「自分なりに使い道の検証ができなかった」
週刊ポスト
NEWS7から姿を消した川崎アナ
《局内結婚報道も》NHK“エース候補”女子アナが「ニュース7」から姿を消した真相「社内トラブルで心が折れた」夫婦揃って“番組降板”の理由
NEWSポストセブン
JR新神戸駅に着いた指定暴力団山口組の篠田建市組長(兵庫県神戸市)
【厳戒態勢】「組長がついた餅を我先に口に」「樽酒は愛知の有名蔵元」六代目山口組機関紙でわかった「ハイブランド餅つき」の全容
NEWSポストセブン
今シーズンから4人体制に
《ロコ・ソラーレの功労者メンバーが電撃脱退》五輪メダル獲得に貢献のカーリング娘がチームを去った背景
NEWSポストセブン
菅原一秀(首相官邸公式サイトより)と岡安弥生(セント・フォース公式サイトより)
《室井佑月はタワマンから家賃5万円ボロビルに》「政治家の妻になると仕事が激減する」で菅原一秀前議員と結婚した岡安弥生アナはどうなる?
NEWSポストセブン
真美子夫人とデコピンが観戦するためか
大谷翔平、巨額契約に盛り込まれた「ドジャースタジアムのスイートルーム1室確保」の条件、真美子夫人とデコピンが観戦するためか
女性セブン
(写真/PIXTA)
【脳卒中】“最善のリハビリ”のために必要なこと「時間との勝負」「急性期病院から回復期病院へのスームズな移行」
女性セブン