●20代の頃、週末は新宿の行きつけの店に飲みに行ってはタクシーで帰宅するのが常。
その店の常連のひとりがJ子。借金グセがあり、警戒していたのですが、ある日、グラスを傾けたJ子に「今月、どうしても家賃が足りないの。3万円貸してくれない」と懇願されました。ほかの常連客もいる手前、渋々OK。
その後、店でよく会うのですが返す素振りがない。そこで「そろそろ返してもらえる?」と話しかけると「いきなり言われても」とグズグズ。「もう2か月たつよ」と詰め寄っても「生活できなくなるし」と困り顔。「飲み代あるじゃん!」と強めに言うと、「簡単に返せる金額じゃないでしょ」と逆ギレ。
あきれ返っていると、「こんな必死に取り立てる人、初めて見た」と半笑い。頭に血が上った私は「ふざけんな!」と声を荒らげてしまいました。
マスターには「けんかはやめてね」と制され、その一件を機にフェードアウト。お金は持ち去られ、行きつけの店は失うわで散々。数年後、店は閉店していましたが、あの客あしらいじゃ潰れて当然だろ。(山梨県・51才)
●孫娘が中学生の頃、「芸能人になりたいから専門のスクールに入りたい」と言い出しました。息子夫婦は猛反対していましたが、「1年間だけ試しに通ってみる?」と入学金と1年分の月謝、約100万円を差し出しました。さらに、「衣装代が必要」「個人レッスンを受けたい」と言うたびに援助しましたが、老後の資金が心配になり、支援は打ち切り。
結局、孫は才能を開花できずにスクールをやめ、息子夫婦の判断が正しかったという結果に。そこから交流がパタリとやみました。支援した分ぐらい、顔を見せにきなさいよ!(京都府・84才)