メンバー最年長の小田井涼平
「友井さんが脱退したとき、小田井さんは、重要なメンバーがいなくなっても、時間が経てばファンは少しずつ戻ってくるし、純烈の枠組みさえ残れば、メンバーが入れ替わっても形が残ると感じたみたいです。それで、自分がいなくても、新たな純烈として活動していく姿が想像できたそうです」(前出・スポーツ紙記者)
おひねりも分け合う
小田井の抜けた穴を埋めるメンバーは誰になるのか──その枠をめぐり、ハイレベルな争いが繰り広げられているわけだが、立候補者の中には地方局の男性アナや、韓国のアイドルの卵などがおり、バラエティーに富んでいるようだ。
「これまでの純烈のイメージを大きく変えたくない酒井さんは、新メンバーの条件を、175cm〜2mの背が高い人、ある程度歌って踊れる人を理想としているそうです。なかでも最も重要なのが内面です。酒井さんとしては『安いご飯をおいしく食べられるような素朴な人柄』が譲れないポイントだとか。オーディションではなく、酒井さん自らの判断で選び、今年の夏までに結論を出すそうですよ」(前出・スポーツ紙記者)
ここまで応募が殺到するのには、深いワケがある。知名度や人気が魅力的なのはもちろんだが、実は純烈は、“再就職先”としてかなりの“優良企業”なのだという。
「1日2回公演も多く、メンバーの平均年齢が44才とは思えないほど、精力的な活動ぶり。それに合わせてグッズも飛ぶように売れている。
給料制なのでコロナ禍でも個人の収入は減らず、さらにおひねりなどを渡してくれるファンも多いので、プラスアルファの収入もあるみたいです。おひねりは一部のメンバーだけに集中しないよう全員で均等に分けているというから、仲のよさがうかがえますよね。CDが売れないこのご時世でも、10万枚突破を連発していますし、かなり安定しているようです」(音楽関係者)
「純烈のメンバーになって、芸能界でもう一旗揚げたい」、芸能人がそう考えるのも納得だ。取材を進めると、意外なあの人たちが立候補していることが判明した。その1人が、タレントの楽しんご(43才)だ。「ラブ注入」のギャグで一世を風靡するも、2019年に大手事務所を退社し、その後はテレビの仕事は減っている。
「楽しんごさんご本人から直々にアプローチがあったそうですよ。現在は整体師として活躍していますが、格闘技イベントに出演するなど、タレントの肩書も捨ててはいない。もう一度、芸能界で花を咲かせたいという思いがあるのかもしれませんね」(別の芸能関係者)
このことを楽しんごに問うと、こう認めた。
「応募は事実です。ぼくは身長が184cmもあって、メンバーと並んでもバランスが取れると思うし。ダンスもキレッキレで踊れる。それにスーパー銭湯とか温泉が大好きで温泉ソムリエの資格も持っているんです。整体も27年間やっているのでメンバーやファンの皆さまをほぐしたりもしたい。人生1回きりだから挑戦したいんですよね」