芸能

泉ピン子が語る安住紳一郎アナ「とても負けず嫌い。すごい強さを秘めている」

『ぴったんこ☆カンカン』スタート時の安住アナ(時事通信フォト)

安住アナは「負けず嫌い」だという(時事通信フォト)

「好きな男性アナウンサーランキング」で何度も1位に輝き、2009年にはついに「殿堂入り」を果たした安住紳一郎アナウンサー(48)。昨年10月からは朝の情報番組『THE TIME,』総合司会を務め、いまやTBSの“朝の顔”になった男の素顔を解き明かす。【全3回の第2回。第1回から読む

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 岡江久美子・薬丸裕英コンビの司会で人気を博した朝の生活情報番組『はなまるマーケット』の「はなまるエプロン隊」役でアナウンサーとしての初仕事を務め、それ以降も着実に実績を重ねていった安住アナ。彼の存在を「ランキング1位」にまで高めたきっかけとなった番組といえば、なんといっても2003年にスタートし、昨年9月まで続いた『ぴったんこ☆カンカン』だろう。

 豪華ゲストがロケを行なって、スタジオゲストらとクイズを展開するのだが、番組の“肝”になっていたのは、安住アナとゲストが展開する軽妙なトークだった。

「大御所をちょっとけなしてもてなすという、彼にしかできない接待話法に、大物ゲストたちがハマっていくさまが面白かった。樹木希林さんや三田佳子さんを相手に『そういうとこ、なんとかなりませんか』と呆れ気味に言い放つ。嬉しそうに相好を崩すスターのレアな表情が印象的でした。独特の距離感と、当意即妙な会話術で、人の胸襟を開かせたら右に出る者がいない」(コラムニストの今井舞氏)

 大物を平気でけなしたり、わがままを言ってみたり。そうやって、局アナながら存在感を増していく。

『ぴったんこ☆カンカン』のなかでもとりわけ人気を集めたのが、バスガイド役の泉ピン子と学生服姿の安住アナが繰り広げる珍道中だ。

 ある回ではわざわざローマまで行って本場のピザ作りに挑戦。スペイン広場では2人がオードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックに扮して『ローマの休日』のワンシーンを再現し、その“完成度の低さ”が大きな笑いを誘った。

 安住アナの「お嫁さん探しの旅」では、泉が史上最強の見合い仲介人「泉川ピンク」に扮し、全国各地で見合いをセッティング……そんなふうにして2人の共演は実に60回を超えた。

 泉によれば、安住アナの第一印象は「はっきりしない、無口で喋らない子」だったという。

「でもそれは決して嫌な印象ではなく、余計なことを言わない、わきまえているという好印象でした。

 安住アナは自分からグイグイいくタイプじゃないけど、“この子は何かできる子”だと思った。番組のプロデューサーから低迷している視聴率を上げるために何かしようと相談されたとき、『安住アナを大きくしよう』と提案しました。『安住アナに学生服を着せて、修学旅行をやりましょう』という企画も私が考えたんです」

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