芸能

泉ピン子が語る安住紳一郎アナ「とても負けず嫌い。すごい強さを秘めている」

『ぴったんこ☆カンカン』スタート時の安住アナ(時事通信フォト)

安住アナは「負けず嫌い」だという(時事通信フォト)

「好きな男性アナウンサーランキング」で何度も1位に輝き、2009年にはついに「殿堂入り」を果たした安住紳一郎アナウンサー(48)。昨年10月からは朝の情報番組『THE TIME,』総合司会を務め、いまやTBSの“朝の顔”になった男の素顔を解き明かす。【全3回の第2回。第1回から読む

 * * *
 岡江久美子・薬丸裕英コンビの司会で人気を博した朝の生活情報番組『はなまるマーケット』の「はなまるエプロン隊」役でアナウンサーとしての初仕事を務め、それ以降も着実に実績を重ねていった安住アナ。彼の存在を「ランキング1位」にまで高めたきっかけとなった番組といえば、なんといっても2003年にスタートし、昨年9月まで続いた『ぴったんこ☆カンカン』だろう。

 豪華ゲストがロケを行なって、スタジオゲストらとクイズを展開するのだが、番組の“肝”になっていたのは、安住アナとゲストが展開する軽妙なトークだった。

「大御所をちょっとけなしてもてなすという、彼にしかできない接待話法に、大物ゲストたちがハマっていくさまが面白かった。樹木希林さんや三田佳子さんを相手に『そういうとこ、なんとかなりませんか』と呆れ気味に言い放つ。嬉しそうに相好を崩すスターのレアな表情が印象的でした。独特の距離感と、当意即妙な会話術で、人の胸襟を開かせたら右に出る者がいない」(コラムニストの今井舞氏)

 大物を平気でけなしたり、わがままを言ってみたり。そうやって、局アナながら存在感を増していく。

『ぴったんこ☆カンカン』のなかでもとりわけ人気を集めたのが、バスガイド役の泉ピン子と学生服姿の安住アナが繰り広げる珍道中だ。

 ある回ではわざわざローマまで行って本場のピザ作りに挑戦。スペイン広場では2人がオードリー・ヘプバーンとグレゴリー・ペックに扮して『ローマの休日』のワンシーンを再現し、その“完成度の低さ”が大きな笑いを誘った。

 安住アナの「お嫁さん探しの旅」では、泉が史上最強の見合い仲介人「泉川ピンク」に扮し、全国各地で見合いをセッティング……そんなふうにして2人の共演は実に60回を超えた。

 泉によれば、安住アナの第一印象は「はっきりしない、無口で喋らない子」だったという。

「でもそれは決して嫌な印象ではなく、余計なことを言わない、わきまえているという好印象でした。

 安住アナは自分からグイグイいくタイプじゃないけど、“この子は何かできる子”だと思った。番組のプロデューサーから低迷している視聴率を上げるために何かしようと相談されたとき、『安住アナを大きくしよう』と提案しました。『安住アナに学生服を着せて、修学旅行をやりましょう』という企画も私が考えたんです」

関連記事

トピックス

ビエンチャン中高一貫校を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月19日、撮影/横田紋子)
《生徒たちと笑顔で交流》愛子さま、エレガントなセパレート風のワンピでラオスの学校を訪問 レース生地と爽やかなライトブルーで親しみやすい印象に
NEWSポストセブン
鳥取の美少女として注目され、高校時代にグラビアデビューを果たした白濱美兎
【名づけ親は地元新聞社】「全鳥取県民の妹」と呼ばれるグラドル白濱美兎 あふれ出る地元愛と東京で気づいた「県民性の違い」
NEWSポストセブン
“マエケン”こと前田健太投手(Instagramより)
“関東球団は諦めた”去就が注目される前田健太投手が“心変わり”か…元女子アナ妻との「家族愛」と「活躍の機会」の狭間で
NEWSポストセブン
ラオスを公式訪問されている天皇皇后両陛下の長女・愛子さまラオス訪問(2025年11月18日、撮影/横田紋子)
《何もかもが美しく素晴らしい》愛子さま、ラオスでの晩餐会で魅せた着物姿に上がる絶賛の声 「菊」「橘」など縁起の良い柄で示された“親善”のお気持ち
NEWSポストセブン
『ルポ失踪 逃げた人間はどのような人生を送っているのか?』(星海社新書)を9月に上梓したルポライターの松本祐貴氏
『ルポ失踪』著者が明かす「失踪」に魅力を感じた理由 取材を通じて「人生をやり直そうとするエネルギーのすごさに驚かされた」と語る 辛い時は「逃げることも選択肢」と説く
NEWSポストセブン
大谷翔平(時事通信フォト)
オフ突入の大谷翔平、怒涛の分刻みCM撮影ラッシュ 持ち時間は1社4時間から2時間に短縮でもスポンサーを感激させる強いこだわり 年末年始は“極秘帰国計画”か 
女性セブン
10月に公然わいせつ罪で逮捕された草間リチャード敬太被告
《グループ脱退を発表》「Aぇ! group」草間リチャード敬太、逮捕直前に見せていた「マスク姿での奇行」 公然わいせつで略式起訴【マスク姿で周囲を徘徊】
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《巨人の魅力はなんですか?》争奪戦の前田健太にファンが直球質問、ザワつくイベント会場で明かしていた本音「給料面とか、食堂の食べ物がいいとか…」
NEWSポストセブン
65歳ストーカー女性からの被害状況を明かした中村敬斗(時事通信フォト)
《恐怖の粘着メッセージ》中村敬斗選手(25)へのつきまといで65歳の女が逮捕 容疑者がインスタ投稿していた「愛の言葉」 SNS時代の深刻なストーカー被害
NEWSポストセブン
俳優の水上恒司が年上女性と真剣交際していることがわかった
「はい!お付き合いしています」水上恒司(26)が“秒速回答、背景にあった恋愛哲学「ごまかすのは相手に失礼」
NEWSポストセブン
三田寛子と能條愛未は同じアイドル出身(右は時事通信)
《梨園に誕生する元アイドルの嫁姑》三田寛子と能條愛未の関係はうまくいくか? 乃木坂46時代の経験も強み、義母に素直に甘えられるかがカギに
NEWSポストセブン
大谷翔平選手、妻・真美子さんの“デコピンコーデ”が話題に(Xより)
《大谷選手の隣で“控えめ”スマイル》真美子さん、MVP受賞の場で披露の“デコピン色ワンピ”は入手困難品…ブランドが回答「ブティックにも一般のお客様から問い合わせを頂いています」
NEWSポストセブン