芸能

『ちむどんどん』の前田公輝、“赤穂浪士アイドル”から不良高校生まで演じる注目株

『ちむどんどん』で注目度上昇中の前田公輝(公式HPより)

『ちむどんどん』で注目度上昇中の前田公輝(公式HPより)

 黒島結菜主演で話題を集めるNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。にわかに注目が集まっているのが、ヒロイン比嘉暢子の幼なじみ・砂川智を演じている前田公輝(まえだ・ごうき、31才)だ。コラムニストのペリー荻野さんが、朝ドラだけではなく前田のこれまでに出演作を振り返りながらその魅力に迫る。

 * * *
 朝ドラ『ちむどんどん』では、ヒロイン暢子(黒島結菜)は智(前田公輝)から将来を考えたいと言われ、東洋新聞の和彦(宮沢氷魚)と愛(飯豊まりえ)は親公認の仲として結婚話が進展、やんばるでは暢子の姉・良子(川口春奈)が別居中の夫・石川(山田裕貴)のことを気にし、妹の歌子(上白石萌歌)は智のことが好き…と、すっかり「男女七人朝物語」といった形になっている。(ニーニー賢秀はあっさり失恋してしまいましたね…)

 その中で、多くの人が「応援したい」と思うのは、智ではないか。やんばる時代は、家業の豆腐店でしっかり働きながら、食いしん坊の暢子のために、うまい豆腐をわけていた智。食品卸の仕事を学び、起業する志を持って上京、暢子の務める銀座のレストランにも配達などし、ついに夢をかなえて独立を決意。スーツ姿で暢子とデートし、胸の内を打ち明けたのだ。

 まじめで努力家。人柄もよく、独立直後、高熱で倒れたときは、暢子は勤めを休んで看病し、配達などは沖縄県人会の面々が助けてくれた。なのに暢子の心には、和彦が…。

 このドラマで前田公輝の好感度はどんどん上がっているのは間違いない。しかも、前田公輝には演技者としての引き出しがまだまだたくさんあるのである。

 私が前田公輝に注目したのは、10年以上前。知る人ぞ知る人気番組『戦国鍋TV~なんとなく歴史が学べる映像~』だった。「史実からはみ出してはいけない」という厳しい縛りの中で、新進の若手俳優たちが、パロディ連発で笑わせたこの番組。人気コーナー「ミュージックトゥナイト」では、竹中半兵衛と黒田官兵衛の「兵衛’z」やPerfume風の浅井三姉妹などが自らの人生をポップに熱唱した。

関連キーワード

関連記事

トピックス

足を止め、取材に答える大野
【活動休止後初!独占告白】大野智、「嵐」再始動に「必ず5人で集まって話をします」、自動車教習所通いには「免許はあともう少しかな」
女性セブン
大谷翔平選手(時事通信フォト)と妻・真美子さん(富士通レッドウェーブ公式ブログより)
《水原一平ショック》大谷翔平は「真美子なら安心してボケられる」妻の同級生が明かした「女神様キャラ」な一面
NEWSポストセブン
裏金問題を受けて辞職した宮澤博行・衆院議員
【パパ活辞職】宮澤博行議員、夜の繁華街でキャバクラ嬢に破顔 今井絵理子議員が食べた後の骨をむさぼり食う芸も
NEWSポストセブン
大谷翔平の伝記絵本から水谷一平氏が消えた(写真/Aflo)
《大谷翔平の伝記絵本》水原一平容疑者の姿が消失、出版社は「協議のうえ修正」 大谷はトラブル再発防止のため“側近再編”を検討中
女性セブン
大河撮影前に2人で北海道旅行をしたという(時事通信フォト)
吉高由里子、セレブ恋人との結婚は『光る君へ』クランクアップ後か 交際は事務所公認、大河スタッフも“良い報告”を楽しみに
週刊ポスト
運送会社社長の大川さんを殺害した内田洋輔被告
【埼玉・会社社長メッタ刺し事件】「骨折していたのに何度も…」被害者の親友が語った29歳容疑者の事件後の“不可解な動き”
NEWSポストセブン
海外向けビジネスでは契約書とにらめっこの日々だという
フジ元アナ・秋元優里氏、竹林騒動から6年を経て再婚 現在はビジネス推進局で海外担当、お相手は総合商社の幹部クラス
女性セブン
二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ
《独立後相次ぐオファー》二宮和也が『光る君へ』で大河ドラマ初出演へ 「終盤に出てくる重要な役」か
女性セブン
真剣交際していることがわかった斉藤ちはると姫野和樹(各写真は本人のインスタグラムより)
《匂わせインスタ連続投稿》テレ朝・斎藤ちはるアナ、“姫野和樹となら世間に知られてもいい”の真剣愛「彼のレクサス運転」「お揃いヴィトンのブレスレット」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン