芸能

松山ケンイチの「二拠点生活」と「アンチ芸能人の育児論」が圧倒的に支持される理由

松山ケンイチを目撃

映画館を出る松山ケンイチ

 軽やかな足取りで、キャリーバッグを転がして都内の映画館から出てきたのは、俳優の松山ケンイチ(37才)。服装や髪型も飾らない感じが、いい意味で“近所のお兄ちゃん”な雰囲気を醸し出している。

 それもそのはず。松山は、もう3年以上も東京と地方の二拠点暮らし。しかも地方といっても、いわゆる地方都市ではなく、北日本の大自然に囲まれた山のふもとで、家族とともに農作業をしながら生活している。正真正銘の“田舎の兄ちゃん”なのだ。

 2011年に結婚した8才年上の女優小雪(45才)と2男1女の子供たちと、田舎で5人暮らし。当初は、家族で1年の半分は東京、もう半分は地方と半々生活をしていたが、松山は2月のラジオ番組で「3人の子供たちが、学校の友だちと一緒に自然の中で虫捕りなどをして遊ぶ生活をすっかり気に入ったので、半々というのは難しくなってきた」と明かした。

 現在は、松山が俳優業が多忙な時期だけ東京で単身赴任。家族は、田舎に定住しているという。

 ある松山の知人は「彼が田舎暮らしを始めたのは、若手時代に共演した舞踊家で俳優の田中泯さん(77才)が、長年農業生活を送る山村にお邪魔して、感化されたのがきっかけでした。松山君も、17才でデビューするまでは青森の田舎の純朴少年でしたから、家族を持ってから自分の原風景に還ったということなのです」と話す。

 田中に教えを授かり、家を構えた地方の農家の人たちにも助けてもらいながら、農薬や化学肥料を使わない自然栽培でスイカやトマトなどの野菜を育てて、ニワトリまで飼っている。今年1月からは、妻の小雪とともに、獣害駆除されたシカの皮をかばんやレザージャケットに利活用するファッションブランド『momiji』も始動。

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