京都らしい風情のある八坂通

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 JTB総合研究所は、SDGsに関する旅行者の意識調査を日本とスウェーデンとドイツの3か国で実施。先進的なスウェーデンやドイツより日本の意識が低いことがわかった。

 さらに「日常生活と旅行中における、SDGsや環境保全に対する実践内容」を調べたところ、日本人はレジ袋などの辞退、食品ロスの削減、ゴミの分別・リサイクルや持ち帰り、テレビ・照明のこまめな消灯、エアコンなどの温度調整などは日常生活ではできているのに、旅行中には軒並み30%以上も下落すると判明。

「それに対し、スウェーデンやドイツは日常と旅行中の差が少ない。日本人は普段はちゃんとしていても、旅先では“旅の恥はかき捨て”と羽を伸ばす傾向があるのかもしれません。一方、SDGsの意識が高い外国人は旅行に対する意識が娯楽でなく、その地域のことを学んで理解し、歩いたり運動したりして自分を高め、達成感を味わったりするという傾向があります」(牧野さん)

 また、持続可能な観光地の国際的な認証団体「グリーン・デスティネーションズ(GD)」が毎年発表している『世界の持続可能な観光地100選』で、2021年は熊本県阿蘇市の「草原再生」活動をはじめ、日本から最多12地域(京都市、釜石市、ニセコ町、奄美大島、阿蘇市、長良川流域、七尾市及び中能登町、那須塩原市、佐渡市、小豆島町、豊岡市、与論島)が選出された点も注目される。

 観光のなかで、SDGsの要素は世界的な潮流になってきているのだ。

取材・文/北武司

※女性セブン2022年7月21日号

訪日外国人旅行者数の推移

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世界の国別・観光魅力度ランキングトップ10

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日常生活におけるSDGsを意識した行動の3か国比較

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魅力度の伸びが大きい都道府県

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沖縄・由布島の水牛車(C)OCVB

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重要文化財の札幌市時計台

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