一年中、観光客がひっきりなしに訪れる築地本願寺(写真/共同通信社)
ファンの気持ちがさまようことになった背景には、家族の事情がある。
「これから私と春馬、2人が入るお墓を地元に造るつもりです。でも、私が齢を重ねて具合が悪くなるまでは、春馬だけを納骨することはしないと思う」
2021年2月、母親は『週刊新潮』のインタビューでそう話した。三浦さんの遺骨もまた、どこに納められるかわからず、さまようことになったのだ。そんな状況にあって三回忌に急転直下で発表された築地本願寺への納骨は、ファンのことを第一に考えていた三浦さんの思いをくむものだった。
「墓石を置いた、一般的な“お墓”が用意されたわけではないようです。それでも納骨を急いだのは、これ以上、ファンの気持ちを宙ぶらりんのままにはできないと考えたからでした。
また、生前に三浦さんや、三浦さんの親族が築地本願寺とゆかりがあったわけではないようです。ここが選ばれたのは、ひとえに、交通アクセスがいいから。地方はもちろん、海外にいるファンも足を運びやすく、三浦さんの死を悼むことができると考えたようです」(前出・別の芸能関係者)
常にファンに寄り添った三浦さん。その気持ちは永遠に続く。
※女性セブン2022年8月4日号