投資の入り口となったのは、ビッドコインだという

投資の入り口となったのは、ビットコインだという

「不思議に思われるのも当然で、補填したことで、結果的に僕が主導しているように見られてしまいますよね。僕としては、話を持ってきた責任は決して小さいものではない、という考えでした。

 何より、噂が拡散してしまうことが怖かった。世間の感覚とはズレてるのかも知れませんけど、僕にとって借金をしてでもお金を返すのは当たり前の感覚なんです。ただ、今回は規模が大きくなりすぎたというか……」

 今回の騒動を理解するには、木本自身の人間性を知ることも鍵となる。そもそも木本が投資にハマったきっかけは、2017年頃に仮想通貨を購入したことだった。

「元々投資には興味がないというか、株も触ったことがなくて、むしろ自分ではそういうことから最も遠いところにいる人間だと思ってました。仮想通貨がブームになる少し前のことです。たまたま仕事をしたプログラマーの方から『ビットコインって知ってますか?』と聞かれて、『名前は聞いたことあるけど、どういうものなの?』と教えてもらう機会があったんです。『今年すごくなるから、絶対やった方がいい』と言われて、ちょっとだけ買ってみたら、すぐに価格が上がったんです」

 初めは10万円程度だったが、買えば買うほど価格が上がり、小遣いを次々に注ぎ込んだ。

「最終的に200万円くらいは買ったかな。一時はかなり利益が出ていましたが、ずっと上がるものだと思い込んで放置していたんです。ところが、突然、大暴落が来て利益はほぼゼロです。この時の失敗で“これは勉強せなあかん”と思い、専門書を読み漁り、詳しい人に教えてもらったりしているうちに、どんどん投資にハマっていきました。

 そうすると、周りに知り合いが増えて、芸人にもそういう仲間ができていったんです。楽屋で集まったり、飲みに行った時に『このコインすごいらしいで』、『こんな投資あるらしい』と話すようになり、新しい自分の趣味ができたようで、夢中になっていきました。

 分かったような気になっていたんでしょうね。『投機じゃなくて投資じゃないとダメだ』とか、偉そうなこと言って。当時はまだ相方(木下隆行)も事務所を辞めてなかったし、仕事は順調でした。もちろん仕事は大好きですし、ちゃんとやっていたつもりでしたが、あの頃の僕は“うつつを抜かしていた”という表現がぴったりだと思います」

 1年ほど投資について勉強を続ける時に知り合ったのが、自称・トレーダーのA氏だった。

関連記事

トピックス

交際中のテレ朝斎藤アナとラグビー日本代表姫野選手
《名古屋お泊りデート写真》テレ朝・斎藤ちはるアナが乗り込んだラグビー姫野和樹の愛車助手席「無防備なジャージ姿のお忍び愛」
NEWSポストセブン
破局した大倉忠義と広瀬アリス
《スクープ》広瀬アリスと大倉忠義が破局!2年交際も「仕事が順調すぎて」すれ違い、アリスはすでに引っ越し
女性セブン
イエローキャブの筆頭格として活躍したかとうれいこ
【生放送中に寝たことも】かとうれいこが語るイエローキャブ時代 忙しすぎて「移動の車で寝ていた」
NEWSポストセブン
優勝11回を果たした曙太郎さん(時事通信フォト)
故・曙太郎さん 史上初の外国出身横綱が角界を去った真相 「結婚で生じた後援会との亀裂」と「“高砂”襲名案への猛反対」
週刊ポスト
伊藤沙莉は商店街でも顔を知られた人物だったという(写真/AFP=時事)
【芸歴20年で掴んだ朝ドラ主演】伊藤沙莉、不遇のバイト時代に都内商店街で見せていた“苦悩の表情”と、そこで覚えた“大人の味”
週刊ポスト
大谷の妻・真美子さん(写真:西村尚己/アフロスポーツ)と水原一平容疑者(時事通信)
《水原一平ショックの影響》大谷翔平 真美子さんのポニーテール観戦で見えた「私も一緒に戦うという覚悟」と夫婦の結束
NEWSポストセブン
中国「抗日作品」多数出演の井上朋子さん
中国「抗日作品」多数出演の日本人女優・井上朋子さん告白 現地の芸能界は「強烈な縁故社会」女優が事務所社長に露骨な誘いも
NEWSポストセブン
大谷翔平
大谷翔平、ハワイの25億円別荘購入に心配の声多数 “お金がらみ”で繰り返される「水原容疑者の悪しき影響」
NEWSポストセブン
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
【全文公開】中森明菜が活動再開 実兄が告白「病床の父の状況を伝えたい」「独立した今なら話ができるかも」、再会を願う家族の切実な思い
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
国が認めた初めての“女ヤクザ”西村まこさん
犬の糞を焼きそばパンに…悪魔の子と呼ばれた少女時代 裏社会史上初の女暴力団員が350万円で売りつけた女性の末路【ヤクザ博士インタビュー】
NEWSポストセブン
韓国2泊3日プチ整形&エステ旅をレポート
【韓国2泊3日プチ整形&エステ旅】54才主婦が体験「たるみ、しわ、ほうれい線」肌トラブルは解消されたのか
女性セブン