ライフ

鉄道ジャーナリスト・松本典久がオススメする「鉄道150年の歴史を辿る旅」

鉄道150年の歴史を楽しむ(写真は旧新橋停車場。撮影/松本典久)

鉄道150年の歴史を楽しむ(写真は旧新橋停車場。撮影/松本典久)

 日本最初の鉄道が開業したのは新橋─横浜(現・桜木町)間で運転を開始した1872(明治5)年10月。JR東日本管内の鉄道遺産を訪れ、150年の歴史の軌跡をたどるルートを松本典久氏が作成した。

 鉄道創業時のSLを見られる旧横濱鉄道歴史展示や鉄道博物館、碓氷峠で活躍したアプト式電気機関車を展示する軽井沢鉄道ミニ博物館など見どころ満載。日本最速・時速320キロの「はやぶさ」にも乗車し、150年の進化を体感できる。この秋、発売される新幹線・特急が2万2150円で3日間乗り放題の「JR東日本パス」を利用したルートを紹介しよう。

【1日目】東京出発、青森で宿泊
●成田エクスプレス2号 東京 8:54→横浜 9:23

(1)東京駅丸の内駅舎

●根岸線 横浜 9:28→桜木町 9:31

(2)旧横濱鉄道歴史展示

●根岸線 桜木町 10:21→横浜 10:25
●上野東京ライン 横浜 10:32→新橋 10:54

(3)旧新橋停車場

鉄道路線の起点を示す「0哩標識」(撮影/松本典久)

鉄道路線の起点を示す「0哩標識」(撮影/松本典久)

 日本の鉄道網発祥の地。明治5年の鉄道開業当時の駅舎外観を当時と同じ位置に再現。鉄道歴史展示室(無料)で駅舎基礎石の遺構を見ることもできる。建物裏手には鉄道路線の起点を示す「0哩標識」が立つ。月曜・年末年始休館。

●山手線 新橋 11:54→秋葉原 12:03

(4)マーチエキュート神田万世橋

●京浜東北線 秋葉原 12:56→大宮 13:37
●埼玉新都市交通ニューシャトル 大宮 13:45→鉄道博物館 13:47

(5)鉄道博物館

鉄道博物館(写真提供/鉄道博物館)

1871(明治4)年製造の1号機関車もある鉄道博物館(写真提供/鉄道博物館)

 1871(明治4)年製造の1号機関車(150形蒸気機関車)。国重要文化財に指定。館内には御料車など貴重な車両から最新のE5系新幹線まで展示されている。入館料金1330円(前売1230円)。火曜・年末年始休館。

●埼玉新都市交通ニューシャトル 鉄道博物館 15:24→大宮 15:27
●はやぶさ31号 大宮 15:45→新青森 18:39
●奥羽本線 新青森 18:51→青森 18:57

関連キーワード

関連記事

トピックス

司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
横山剣氏(左)と作曲家・村井邦彦氏のスペシャル対談
《スペシャル対談・横山剣×村井邦彦》「荒井由実との出会い」「名盤『ひこうき雲』で起きた奇跡的な偶然」…現代日本音楽史のVIPが明かす至極のエピソード
週刊ポスト
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
焼酎とウイスキーはロックかストレートのみで飲むスタイル
《松本の不動産王として悠々自適》「銃弾5発を浴びて生還」テコンドー協会“最強のボス”金原昇氏が語る壮絶半生と知られざる教育者の素顔
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン
国民スポーツ大会の総合閉会式に出席された佳子さま(10月8日撮影、共同通信社)
《“クッキリ服”に心配の声》佳子さまの“際立ちファッション”をモード誌スタイリストが解説「由緒あるブランドをフレッシュに着こなして」
NEWSポストセブン