◆7位『昆虫物語新みなしごハッチ』(1974年)
【人気の秘密】母の故郷を目指して今度は妹と2人旅!
前作の続編。亡くなったママの遺言により、ハッチは妹のアーヤを連れて“美しの丘”を探す旅に出る。
【あらすじ】
本作ではきょうだい愛が描かれた。エンディング曲の「美しの丘」は『アンパンマン』の作者の故・やなせたかしさんが作詞を担当。
◆8位『科学忍者隊ガッチャマンII』(1978年)
【人気の秘密】前作の最終回で死亡したとされたジョーの復活に歓喜!
「『ガッチャマン』には、武庫川女子大学の学生が作ったファンクラブもあり、アイドル的な人気がありました」(メカニックデザイナー・大河原邦男さん)。人気キャラ・ジョーの復活に多くの女性が歓喜。
【あらすじ】
地球を去ったはずの総裁Xが再び地球に戻り、ギャラクターが復活。科学忍者隊の新たな戦いが始まる。
◆9位『マッハGOGOGO』(1967年)
【人気の秘密】アメリカでも大人気 実写映画化も!
1997年にリメイクされた名作。海外での人気も高く、2008年にはアメリカで『スピード・レーサー』のタイトルで実写映画化された。「マシンのデザインがどれも近未来的でかっこよかった」という読者も。
【あらすじ】
天才レーサー・三船剛が7つの特殊機能を搭載したマッハ号に乗り、世界各国で活躍する元祖レースアニメ。
◆10位『けろっこデメタン』(1973年)
【人気の秘密】人間社会の縮図をリアルに描いていた!
かわいらしい絵柄とは裏腹に、すみかである池のルールや大人たちの確執に苦しめられる姿が描かれ、「複雑な人間(カエル)関係がリアルで、子供心にハラハラして見ていました」という読者も。
【あらすじ】
アマガエルのデメタンと、トノサマガエルのラナタンの愛の物語。2匹の仲を裂こうとする大人たちに立ち向かうカエル版『ロミオとジュリエット』。
取材・文/川辺美奈子
※女性セブン2022年9月29日・10月6日号