芸能

香川照之が脚本変更、土下座を拒否していた!『六本木クラス』最終話のゴタゴタ

映画『99.9』完成報告イベントに登壇した香川(2021年撮影)

『六本木クラス』に出演した香川照之(2021年撮影)

 放送前から大ヒット韓流ドラマのリメイクとして話題だった連続ドラマ『六本木クラス』(テレビ朝日系)が、9月29日に最終話を放送。最後に同作の最高視聴率を記録したが、10.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と前評判ほどの結果には至らなかった。

 しかも、最終話の内容にも、視聴者の中からは多くの困惑の声が上がってしまった。というのも、ラストで予想されていた土下座シーンが無かったからだ。原作ドラマ『梨泰院クラス』の最終話では、敵役のチャン・デヒ会長が主人公に土下座する名場面があった。

 一方の『六本木クラス』で、その敵役を演じたのは俳優の香川照之(56才)。言わずと知れた“日本一土下座が似合う名優”だ。9年前の大ヒットドラマ『半沢直樹』(TBS系)での土下座は、誰もが知る名シーン。あるテレビ局関係者は「今作のラスボスに香川さんが配役された時点から、誰もが最終話での土下座シーンのためだと解釈したはず。これこそがドラマの最大の目玉だったので、視聴者にとっては、まさかの展開でした」と話す。

 香川演じる長屋会長が土下座をしかけたところで、竹内涼真(29才)演じる主人公の新が「今のあなたが土下座をしたところで何の価値もありませんよ」と遮ったのである。

 予想外の結末に、放送直後のSNSでは視聴者たちから賛否両論が飛び交った。「日本オリジナルの解釈でスカッとした」、「より屈辱的な仕打ち」などと理解するファンもいたが、多くは「原作通りに土下座してほしかった」といった落胆や不満の声だった。

 確かに原作とは違う演出をしている部分も少なくなかったが、原作の名シーンで見せ場とも言える肝心のラストが違ったのはなぜか? 視聴者たちには、もやもやが残ってしまった。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン