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池田エライザ演じる“令和のドロンジョ”が注目集める 深キョン版とは異なるダークヒーローか

Doronjo

ドロンジョを演じる池田エライザ(『DORONJO/ドロンジョ』HPより)

 池田エライザ(26才)が、今までにないドロンジョを演じて注目を集めている。アニメ『ヤッターマン』の人気キャラクター・ドロンジョを、従来とは異なるイメージで演じているのだ。コラムニストのペリー荻野さんが令和のドロンジョの注目ポイントを解説する。

 * * *
 ドロンジョ様が大変なことになっている!

 7日、WOWOWで放送、配信になった『DORONJO/ドロンジョ』を見た人は、みんなたまげたはずだ。

 ドロンジョといえば、1977年~1979年にタツノコプロのアニメ「タイムボカン」シリーズの『ヤッターマン』に登場した悪側の人気キャラ。大金塊のありかを示すというドクロストーンを狙うドロンボー一味のボスとして、手下のボヤッキー、トンズラーとともに正義の味方ヤッターマン1号、2号とドタバタの戦いを繰り広げていた。

 2008年には、ヤッターマン1号に櫻井翔が扮した実写映画で深田恭子ドロンジョ様がアニメと同じ、尖がったマスク、セクシーな黒いコスチュームとブーツで登場。泡風呂(でもマスクはしてます)に入ったり、歌い踊ったりしつつ、ボヤッキー(生瀬勝久)、トンズラー(ケンドーコバヤシ)を従えて「ドクロストーンはいただくよ!」「このスカポンタン!!」「やっておしまい!!」と、ドロンジョ決めセリフを次々発し、ファンを喜ばせた。

 毎回いろんな作戦を考えて懲りずに出てくるが、やっぱり最後は吹き飛ばされる。ズタボロの三人が自転車を漕ぐのもお約束。『ヤッターマン』の人気は、キュートなドロンジョとおとぼけコンビによるギャグセンスの力も大きかったのだ。

 しかし、今回の新ドロンジョは、まったくイメージが違う。ヒロインの泥川七音(なお・池田イライザ)は、両親と離れて貧しい環境で育った。ボクシングの過酷な練習に耐えて、世界大会にできる日本代表の座をかけて、最強のライバル聖川愛花(山崎紘菜)と激突。やっと光が見え始めたとき、事故で左足を失い、義足となる…。

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