国葬前に4人が揃ったが、キャサリン妃とメーガンさんが話すことはなかった(写真/アフロ)

国葬前に4人が揃ったが、キャサリン妃とメーガンさんが話すことはなかった(写真/アフロ)

キャサリン妃の誕生日前日に王室離脱宣言

 今回の戴冠式には、英王室のある意図が見て取れると在英国際ジャーナリストの木村正人さんは話す。

「英王室が最も恐れているのは、国民からの支持率低下です。英国で光熱費が高騰するなか、英王室は戴冠式にお金をかけないよう、スリム化を強く意識している。エリザベス女王の戴冠式の招待客が8000人だったのに対し、今回は4分の1の2000人。儀式の時間を3時間から1時間に、服装も正礼装でなくてよいと質素な内容にしている。開催日の5月6日が土曜日なのも、平日よりも国民に迷惑をかけずにすむとの配慮があるのでしょう」

 だが、日程のバッティングについては、「メーガンさんへの意趣返しでは」との声も根強い。事実、メーガンさんには、自身のイベントを王室のイベントにあえてぶつけてきた“前歴”がある。

「ヘンリー王子とメーガンさんが王室離脱を宣言した2020年1月8日は、キャサリン妃の誕生日の前日でした。ウイリアム皇太子や子供たち、側近らはキャサリン妃の誕生日に合わせて招待状を送ったり、プレゼントを用意したりと万全の準備をしていた。ところが王室離脱宣言で英王室内外が大騒動になり、誕生日イベントは中途半端なものになってしまったのです。キャサリン妃は言葉には出していませんが、内心激怒したはずです」(多賀さん)

 当時、メーガンさんは「キャサリン妃に対するあてつけか」と英国国民から猛批判を浴びた。それだけではない。

「2018年にメーガンさんがわが子の妊娠を女王らに報告したのも、チャールズ国王の弟・アンドルー王子の娘が結婚した日でした。妊娠は数日前にわかっていたことなので、結婚式の日に報告する必要はなかったはずです」(多賀さん)

 そのキャサリン妃がメーガンさんへの反撃に出たのが、今回の国葬だった。エリザベス女王が危篤になった際、ヘンリー王子とメーガンさんはチャリティーイベントに出席するために英国に帰国中だったが、メーガンさんは女王に会うことを許されなかった。

「一報を受けた夫妻が女王の滞在するスコットランド・バルモラル城に駆けつけようとすると、チャールズ国王が『メーガンを連れてくるな』とヘンリー王子に命じました。キャサリン妃も、メーガンさんを行かせないために『女王の最期に立ち会うのは“家族”のみがいい』とウイリアム皇太子に伝え、自分も行くのをやめた、といわれています」(多賀さん)

 今回の戴冠式が5月6日に決まったのも、キャサリン妃がメーガンさんが出席できない日程になるよう企てたのではないか──そんな論調が英国内で囁かれているという。

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