「堀本さんは妹のために生体ドナー肝臓移植手術を受けました。壮絶な体験を経て、『これからは人の役に立ちたい』と考えたことが政界入りのきっかけだったそうです。議会で活発に発言したり、明るく地域活動に従事する姿に好印象を抱く議員仲間や市民はたくさんいました。
熱心な姿勢はもちろん、あの美貌ですからね。堀本さんがSNSに自撮り写真をアップすると、称賛コメントをつける“ファン”もいました。彼女を一種のアイドル視するような地元有権者は少なくなかったと思います」(政治記者)
一連の出来事は、ビラを投函する人物と車が防犯カメラの映像に残っていたことから発覚した。車のナンバーから堀本氏の所有車であることがわかったという。そのため、ネット上では〈いくらなんでも行動が杜撰すぎる〉〈こんなのバレるに決まってるだろう〉と不思議がる声も多い。
堀本氏はコロナ禍の2019年3月、政治活動が自粛されるなか、自身のツイッターで、《小さい頃、幼稚園が嫌いでひとりで脱走して家に歩いて帰る子でした。こどもなのに、私はこどもじゃないって思ってた。好き嫌いハッキリしてたんだな。私は生まれながら、突き通す女だったらしい。未来を変える人になる》とも意気込みを綴っている。
同市のベテラン市議・高山博光氏が、堀本氏が前代未聞の暴挙に走った背景を推察する。
「今期の議会は、新しい人がたくさん入ってきたわりに、特に顔合わせのための集まりなどもなく、議員同士のコミュニケーションが取れていませんでした。政治家というのは非常に孤独な存在。下手をすると、周りの全員が敵に見えてしまいかねない。堀本さんは孤独感を深めた結果、このような行動に出たんじゃないでしょうか。先輩議員が悩みをフォローできる体制になっていれば、こんな事態にはならなかったはずです。責任を感じます」
堀本氏は10月28日に記者会見を開く予定。本人の口から、どんな説明がされるのか──。
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