とも先生直伝のストレッチ
とも先生に4つの「おすすめストレッチ」を教えてもらった。
【1】寝たままストレッチ
まず立った状態で、脇腹付近の骨盤の出っ張った部分から指4本上の場所にテニスボールなど硬めのボールを当てる。そこからボール1個分後ろにずらしたところが「バナツボ」だ。
「ボールを当てた状態で横向きに寝た後、リラックスして15秒間キープ。反対側も同様に行ないます。“イタ気持ちいい”くらいがベスト。痛すぎる場合はマットやタオルなどを敷いて調整してみてください」(とも先生)
【2】4の字ストレッチ
椅子に座り、片足を「4の字」を作るように曲げ、立てている足にかける。背筋を伸ばしたまま、体を前に倒し、曲げている足のバナツボに刺激が入るところで止める。
「右足をかけていたら体を左に、左足をかけていたら体を右に傾けて15秒間キープすることで、バナツボをさらに刺激できます。体を前に倒すときに背中を丸めてしまうと、バナツボが刺激されにくいので要注意です」(同前)
【3】横向きストレッチ
太もも前(大腿四頭筋)を伸ばして、骨盤の歪みを改善する。
「大腿四頭筋は骨盤とつながっている筋肉で、ここが硬いと骨盤が前に引っ張られてバナナ腰になります」(同前)
まずは横向きに寝て、下側の足を少し曲げる。次に上の足を少し開いて、足首を持って後ろに引く。股関節を支点にし、太もも前側の筋肉が伸びていくのを感じながら行なおう。
「腰まで反るとバナナ腰は悪化してしまいます。目線はおへそあたりに向けるイメージで」
【4】膝立てストレッチ
キレイな姿勢を維持するためには、体幹の「大腰筋」を柔らかくすることも大切だ。片膝をついて、立てた膝の少し手前に両手を置く。膝の角度は両方とも90度にする。
「上半身は垂直を保ったまま、重心を前にスライドさせてください。後ろ足の太ももからお腹にかけて、筋肉の伸びを感じられればOK。下半身だけをスライドさせるようにストレッチするのがポイントです」
【1】~【4】はいずれも左右両方を行なうこと。