教官役が話題の吉川晃司
新ドラマでは風間が警察学校に赴任する前、新人刑事の「刑事指導官」だった時代を描く。捜査中、何者かの襲撃で右目を失明した風間が、冷酷な人柄になった背景も明らかになるという。
なぜ、教官が注目されるのか。
ひとつは、教官役は厳しさと凛々しさ、使命感をきっちり出せることだろう。制服に身を包み、生徒の前にすっくと立つ。ティアドロップ型のサングラスをした吉川を見て、来た来た鬼教官!と感じた人も多いはず。時に多くの人命に関わる職務をまっとうできるプロを育てるため、ダメなものはダメと言い切る「鬼教官」の指導には、みんな納得。それが厳しいほど、立ち向かう生徒たちも際立つし、応援したくもなる。
『舞いあがれ!』の宮崎編では、チームの親睦を深めようと舞がクリスマスにお好み焼きパーティーを企画。そうでした。みんな大人だから、ビールも飲めるってもんだ。つらい訓練の合間の一杯は、きっと美味いよな…。「教官」がいるドラマは、中高生の学園ドラマとは一味違うところで共感も呼ぶ。仕事に入る前のお仕事ドラマであり、苦味もわかるおとなの青春ドラマなのである。
『舞いあがれ!』でヒロインを演じる福原遥
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