――ところで、来年は初舞台から50周年ですね。
大地:気が付けばという感じで、びっくりです。……私、割と過去を忘れるんですよ。しみじみああだったな、こうだったなと思うことがあまりなくて、たまたま振り返ったら、50年!という。ただただ目の前のやることに対して真摯に取り組む、その積み重ねで今まで来ただけなんです。
でも、20代の頃はやっぱり若さゆえのがむしゃらさがあって、いい意味でも悪い意味でも突っ走っていましたね。今ここに私がいるのは、そういう時代もあってのこと。年齢を重ねるとともに周りも見えてきて、感謝の気持ちは増しますね。
茶目っ気たっぷりな“目玉焼きアート” 背景は
大地のインスタグラムでしばしば披露される、お茶目な“目玉焼きアート”
――美の秘訣として、“笑い”を大切にされているとか。インスタグラムで披露する“目玉焼きアート”も話題で、先日はドラマの内容に引っかけたものもありました。
大地:笑うことは免疫力アップになるといいますから、少しでも皆さんに笑顔になっていただけたらなと思って。
もともとは、3年前、四角いフライパンで目玉焼きを作ったら、偶然猫の顔のような形になったんです。そこで、ケチャップで鼻と口とヒゲを描いてみたら、かわいいし、何より自分が楽しい。インスタに載せてみたら反響があって、もう300近くの“作品”があります。
――日常の、何気ない小さなところから、“笑う”ことを意識して。
大地:大笑いじゃなくて、クスッとなるだけでいい。あるいは形だけでも笑顔を作ると、脳も騙されて幸せな気持ちになるらしいですよ。ハルコには必ず笑えるところがありますから、とっても免疫力アップになる作品です!
●取材・文/吉河未布