今後も球団フロントと島内の話し合いは続くとみられているが、双方の主張が平行線をたどった場合はどのような展開になるだろうか。前出・スポーツ紙デスクはこう見る。
「中心選手の島内のモチベーションが上がらなかったり、成績が大幅に落ちるようだと、他の選手の士気にも影響する。かといって、契約期間中にFA権の行使を認めるわけにもいかない。現実的な選択肢としてトレードを考えなければいけなくなる。強打の左打者は需要があり、他球団からエース級の投手を獲得できる可能性がある。ただ、島内が最も輝ける球団は楽天だと思いますけどね……」
楽天は今オフにトレードで涌井秀章を放出し、中日から阿部寿樹を獲得。さらに、メジャー通算130本塁打をマークした前ナショナルズのマイケル・フランコと契約に合意したことを発表した。10年ぶりのV奪回を目指す中、今回の騒動は想定外だ。島内は球団と話し合いの末、円満決着となるか。
負け越しで厳しい表情の田中将(時事通信フォト)
浅村栄斗も勝負の一年になる(時事通信フォト)
今季はファンにとってはストレスがたまるシーズンだった(時事通信フォト)