芸能

中森明菜が年内に新ファンクラブ設立、前事務所とのトラブルは解決へ向け進展か 恩人との別れ乗り越え復活

「S・Aプロジェクト」が進行中

恩人の死を乗り越えて…

 もう一度、明菜を表舞台に立たせたい──生前、周囲にそう語っていた音楽業界の重鎮が“奇跡の復活”を見届けることなく鬼籍に入った。2022年11月下旬、都内の病院で亡くなったのは、大手レコード会社の役員を歴任し中森明菜(57才)の「育ての親」と呼ばれた寺林晁さん(享年77)。1982年に明菜が『スローモーション』でデビューする前から彼女を支え、公私にわたって相談に乗った芸能界の後ろ盾のような存在だった。

「1999年に明菜さんとトラブルになった当時の事務所が“芸能界追放”を宣告した際も、寺林さんは彼女をかばった。明菜さんも『この人だけが私をわかってくれる』と全幅の信頼を置いていたのです。

 今回の“独立劇”にかかわってるかは別として、寺林さんが亡くなる直前まで明菜さんを復帰させたがっていたことは事実。夏に入院する前に寺林さんは彼女の楽曲の権利を持つ会社に出向き、復帰に関して話し合っていました」(レコード会社関係者)

 2017年のディナーショー出演を最後に表舞台から姿を消していた明菜が、新事務所「HZ VILLAGE」を立ち上げたのは2022年8月。同時期に開設された公式ホームページには、明菜の直筆で書かれた“Re-birth(再生)”の文字が。12月をめどにファンクラブを移行することも明かされたが、直後に露見したのが前事務所との契約トラブルだった。

「事前に相談もなく、書面で独立の意向を通知された前事務所サイドはひどく困惑していたそうです。結局8月以降は何の動きもなく、注目されたNHK紅白歌合戦の出場者リストに明菜さんの名前がなかったことに多くのファンが肩を落としました」(芸能関係者)

 12月中旬には前事務所がファンクラブの閉鎖を会員に告知したことが報じられ、不穏な空気が漂いはじめたが、「旧ファンクラブの閉鎖はむしろ大きな進展です」とは明菜を知る音楽関係者。

「近々、明菜さんが自らファンクラブを立ち上げるため、双方が事務的な処理を進めているそうです。前事務所も納得しているわけではないが、公式サイトが2つ存在する現状は混乱を長引かせるだけですからね」

 改めて明菜の取材窓口に尋ねると、広報担当者は現在「冬休み中」。そのうえで、今後については「今月中(2022年12月)には新しいファンクラブのご案内を公式サイトでさせていただく予定です」と回答があった。同社の休みはクリスマスまで。その後、何らかの発表があるとみられる。恩人の死を乗り越えて、伝説の歌姫がいよいよ復活する。

※女性セブン2023年1月5・12日号

新設サイトもオープン

新設サイトもオープン

中森明菜が新たな公式ページを開設(同サイトより)

中森明菜が新たな公式ページを開設(同サイトより)

デビューのきっかけとなった『スター誕生!」

デビューのきっかけとなった『スター誕生!」

デビューから瞬く間にスターに

デビューから瞬く間にスターに

小泉今日子(左)との1枚

小泉今日子(左)との1枚

ステージ上以外で見せる眼鏡姿

ステージ上以外で見せる眼鏡姿

『オールスター紅白大運動会』にも出演

『オールスター紅白大運動会』にも出演

事務所では社長となった

事務所では社長となった

関連記事

トピックス

2011年に放送が開始された『ヒルナンデス!!』(HPより/時事通信フォト)
《日テレ広報が回答》ナンチャン続投『ヒルナンデス!』打ち切り報道を完全否定「終了の予定ない」、終了説を一蹴した日テレの“ウラ事情”
NEWSポストセブン
青森県東方沖地震を受けての中国の反応は…(時事通信フォト)
《完全な失敗に終わるに違いない》最大震度6強・青森県東方沖地震、発生後の「在日中国大使館」公式Xでのポスト内容が波紋拡げる、注目される台湾総統の“対照的な対応”
NEWSポストセブン
安福久美子容疑者(69)の高場悟さんに対する”執着”が事件につながった(左:共同通信)
《名古屋主婦殺害》「あの時は振ってごめんねって会話ができるかなと…」安福久美子容疑者が美奈子さんを“土曜の昼”に襲撃したワケ…夫・悟さんが語っていた「離婚と養育費の話」
NEWSポストセブン
卓球混合団体W杯決勝・中国-日本/張本智和(ABACA PRESS/時事通信フォト)
《日中関係悪化がスポーツにも波及》中国の会場で大ブーイングを受けた卓球の張本智和選手 中国人選手に一矢報いた“鬼気迫るプレー”はなぜ実現できたのか?臨床心理士がメンタルを分析
NEWSポストセブン
数年前から表舞台に姿を現わさないことが増えた習近平・国家主席(写真/AFLO)
執拗に日本への攻撃を繰り返す中国、裏にあるのは習近平・国家主席の“焦り”か 健康不安説が指摘されるなか囁かれる「台湾有事」前倒し説
週刊ポスト
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
《悠仁さまとの差》宮内庁ホームページ“愛子内親王殿下のご活動”の項目開設に「なぜこんなに遅れたのか」の疑問 皇室記者は「当主の意向が反映されるとされます」
週刊ポスト
優勝パレードでは終始寄り添っていた真美子夫人と大谷翔平選手(キルステン・ワトソンさんのInstagramより)
《大谷翔平がWBC出場表明》真美子さん、佐々木朗希の妻にアドバイスか「東京ラウンドのタイミングで顔出ししてみたら?」 日本での“奥様会デビュー”計画
女性セブン
パーキンソン病であることを公表した美川憲一
《美川憲一が車イスから自ら降り立ち…》12月の復帰ステージは完売、「洞不全症候群」「パーキンソン病」で活動休止中も復帰コンサートに懸ける“特別な想い”【ファンは復帰を待望】 
NEWSポストセブン
「交際関係とコーチ契約を解消する」と発表した都玲華(Getty Images)
女子ゴルフ・都玲華、30歳差コーチとの“禁断愛”に両親は複雑な思いか “さくらパパ”横峯良郎氏は「痛いほどわかる」「娘がこんなことになったらと考えると…」
週刊ポスト
話題を呼んだ「金ピカ辰己」(時事通信フォト)
《オファーが来ない…楽天・辰己涼介の厳しいFA戦線》他球団が二の足を踏む「球場外の立ち振る舞い」「海外志向」 YouTuber妻は献身サポート
NEWSポストセブン
海外セレブも愛用するアスレジャースタイル(ケンダル・ジェンナーのInstagramより)
「誰もが持っているものだから恥ずかしいとか思いません」日本の学生にも普及する“カタチが丸わかり”なアスレジャー オフィスでは? マナー講師が注意喚起「職種やTPOに合わせて」
NEWSポストセブン
山上徹也被告(共同通信社)
「旧統一教会から返金され30歳から毎月13万円を受け取り」「SNSの『お金配ります』投稿に応募…」山上徹也被告の“経済状況のリアル”【安倍元首相・銃撃事件公判】
NEWSポストセブン