京成電鉄の回答は
京成電鉄の上野駅ホーム
京成電鉄に、車掌A氏の動き出した車両に乗り込む危険行為、3月に京成上野駅で発生したドアの開閉トラブルについて問い合わせると、
「回答は差し控えさせていただきます」
と、明確な回答を避けた。また、車掌A氏が乗務に影響があるような形で薬を服用していた件については「個人情報に関わる部分であるため、当社からの回答は差し控えさせていただきます」と否定しなかった。
鉄道ジャーナリストの梅原淳氏は、今回の運転トラブルについて、次のように警鐘を鳴らす。
「国として管理できるのは国家資格の必要な運転士だけで、車掌の管理はできません。車掌の主な業務は、乗客の案内業務と運転業務で、信号を確認してドアの開閉と出発の合図を送りますが、車掌の合図がないと運転士は出発できません。
3月の件があったのに、今回もその判断が適正にできない状態で車掌勤務を続けさせたことは非常に危険なことです」
“いろんな笑顔を結びたい”が京成電鉄のキャッチコピーだが、笑顔をよりも“いろいろな安全”を遵守することのほうが大切だ。
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