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《京成電鉄の遅延騒動》車掌が直前に大量の服薬、3月にも起こしていた反対ドア開けるトラブル「事故は時間の問題だった」 

騒動後の車掌の様子(提供)

騒動後の車掌の様子(提供)

《なんか車掌さんの様子がおかしい。駅についてもなかなか扉を開けないし、ブツブツひとりごとを言ってて車掌室にこもっている。電車から出られない》(乗客のツイッターより。原文ママ)

 師走の夜。家路へと急ぐ乗客は電車内に閉じ込められ、計り知れぬ恐怖と不安が襲った──。冒頭の乗客のSNSからはその様子がありありと伝わってくる。

 事件が起きたのは2022年12月22日の夜8時50分過ぎ、東京と千葉を結ぶ京成電鉄の京成千葉線・西登戸駅で、電車のドアが開かなくなる運転トラブルが発生したのだ。

 報道によると、このトラブルが起きた際に運転手が後方で乗務していた車掌の様子を確認にしに向かったところ、車掌室で呆然と立ち尽くした車掌の目はうつろな状態だったという。その後、車掌は病院に搬送されたが、この運転トラブルの影響で上下線8本が運転見合わせのために運休。30分以上の遅延が発生して、約1000人に影響が出たとされる。

 京成電鉄は「乗務前の点呼で車掌に異常はなかった」と説明しているが、NEWSポストセブンの取材で、今回、運転トラブルを起こした車掌A氏が過去にも同様のトラブルを起こし、社内で定められた作業手順を無視するなどの行為を繰り返していたことがわかった。同電鉄は、11月17日にも回送電車が京成高砂駅構内で内規違反となるバック運転で脱線する事故を起こしたばかり。今回の事故も起こるべくして起きた“ヒューマンエラー”だった可能性が浮かび上がってきた。

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