《私、神崎恵は離婚いたしましたことをご報告いたします。(中略)これからも、母として、美容家として、さらなる努力を重ね、精進してまいります》。2022年の大晦日、美容家の神崎恵(47才)が離婚を発表した。ヘアメイクアーティストの河北裕介(48才)とは“美容界のカリスマ夫婦”と呼ばれていただけに、突然の夫婦生活のピリオドに驚いた人も多かった。
「神崎さんが離婚を決意したのは、昨年秋頃だったそうです。それから発表まではほんの1〜2か月程度ですから、かなり手早くコトが運んだわけです。決断してからというもの、神崎さんは新しくマンションを借り、3人いる子供たちにもしっかり話をして納得させてから、河北さんに離婚の意思を明かした。スッキリと離婚するために“慰謝料も財産分与もいらない”と伝えたそうです」(神崎の知人)
穏やかな笑顔が印象的な神崎だが、これまで歩んできた人生は決して平坦なものではなかった。16才で芸能界に入り、タレントや女優として活動したが、20才で引退。23才のときにプロサッカー選手と結婚し2人の男児に恵まれた。しかし、結婚生活は思うようにいかず、約5年にわたる別居の末、29才のとき離婚した。
「シングルマザーになってからはパートを掛け持ちし、生命保険を解約したりアクセサリーやバッグを売り払ったりしながら、なんとか生活をつないだそうです」(美容誌ライター)
その後、睡眠時間を削って美容スクールに通い、卒業後は子育てをしながら眉毛サロンを経営した。
転機は、美容雑誌で紹介された「普通のママでもできるメイク術」。以降、雑誌やテレビのオファーが舞い込むようになり、いまでは著書の累計販売部数が160万部を超える人気美容家になった。
美容雑誌での対談をきっかけに交際に発展し2014年に河北と結婚。その後、第3子が誕生した。お互い2度目の結婚同士だったが、おしどり夫婦として憧れる声も根強かった。しかし、その陰で衝突することもあったという。
「ふたりともカリスマと呼ばれるだけあって、主張が強いタイプ。しかも同じ業界で仕事をしているライバルでもあり、意見がぶつかることも多かった」(ヘアメイク関係者)
さらに、夫婦関係の破綻に拍車をかけたのが、仕事や収入面での“夫婦逆転”だったという。現在、インスタグラムのフォロワーは神崎が61.3万人なのに対し、河北が32万人と大きく差がついている。