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有村架純、初大河『どうする家康』の重圧を解きほぐした“2人の母”の優しい言葉

家康の正室・瀬名を演じる有村架純(時事通信フォト)

家康の正室・瀬名を演じる有村架純(時事通信フォト)

「有村さんは初の大河でとにかく緊張していました。『やっぱり大河は違う。厳かで凛とした雰囲気で、背筋が伸びる思いです』と言っていましたね」──そう語るのはドラマ関係者だ。

 1月8日、NHK大河ドラマ『どうする家康』がスタート。主演の松本潤(39)が徳川家康を演じ、織田信長の妹・お市役で北川景子(36)、家康の側室・於愛の方役で広瀬アリス(28)など人気女優が多数出演する。そのなかでも物語のキーパーソンになるのは、家康の正室・瀬名を演じる有村架純(29)だ。

「撮影では1シーン取り終える度に“大丈夫ですか? 大丈夫ですか?”と、繰り返し監督に確認していたのが印象的でした」(ドラマ関係者)

 役作りの徹底ぶりからも有村の気合の入りようが窺える。

「天下人の妻を演じるとなればそれ相応の品が求められる。いかに姫らしく振る舞えるか、着物を羽織っての歩き方や座り方の所作をこなしつつ、演じることに難儀したと聞きます。ここでも指導の先生に所作を確認していましたね」(同前)

 そんな心配性の有村を支えていたのが松本だ。2人は今作が共演3回目となる。

「緊張気味の有村さんを見て、ワンカットごとに声を掛けて安心させていました。監督から有村さんにセリフの言い回しの指導が入った後、松潤さんがこそっと『大丈夫? わからなかったらどんどん聞いたほうがいいよ』と耳打ちしていたのが印象的でした」(同前)

 家康の母・於大の方を演じる松嶋菜々子(49)、瀬名の母・巴を演じる真矢ミキ(58)も有村に寄り添ったという。

「松嶋さんは20年ぶり、真矢さんは初大河で『緊張するけど、一緒に頑張りましょうね』と、有村さんに声を掛けたそう。“大ベテランでも緊張するなら”と、少しはリラックスできたらしいです」(同前)

“実母”と“義母”に見守られて、娘も一安心だろう。

※週刊ポスト2023年1月27日号

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