男性班長から「○○(地元)に会いに行くからね」などの矢継ぎ早なメッセージが来たという小川さん
「オッパ(お兄さん)、お疲れ様でした」
そういった返事を送ると、すぐにメッセージが返ってきました。
「いまは帰ってる途中なのかな」と聞かれて、「はい、帰っている途中です」と返信すると、それからは男性班長からのメッセージが矢継ぎ早に届きました。
「○○(地元)に会いに行くからね」「可愛いから男の子が寄ってくるでしょ」「もうおねんねしたかな?」「返信くれないと天国で会えないよ」
私は驚きましたが、このことを教会の指導役の先輩に相談しても、基本的には「そのことを他に漏らさないこと」を約束させられ、「そういう感情や行動は上の立場にある人であっても誰でも起こりうる可能性があるので気をつけるように」というような具体的解決のない対応に終始されました。
「男性は目から刺激を受ける傾向がありますが、かといって、美しいものを美しいと思うこと自体が罪ではありません」
私の相談に、本部の指導者はこう答えました。
美しいものを美しいと思うことは、人間のごく普通の感情であることは確かですが、私たちはそれを「取って食べるな」と幼少期から否定されてきたのです。
※週刊ポスト2023年3月3日号