モンクレールをその身に纏った豊川悦司
では、なぜ今作は台本を読む時間を割きたいのか。
「人気ドラマの続編は、演者や制作サイドには“前作を超えなければならない”という重いプレッシャーがかかります。豊川さんは主演ですし、責任感も強い。前作では自然体で撮影に臨んだことで奏功しましたが、同じやり方を繰り返すだけでは、ダメだと考えたようです。準備にしっかり時間をかけて、最高の作品にしたいという思いがあるのではないでしょうか」(前出・ドラマ制作関係者)
昨今の多忙なスケジュールも影響しているように見える。昨年豊川は、『キングダム2』をはじめ3本の映画に出演。今年も2本の映画が公開されており、今後2本の公開が控えている。
「還暦を迎えた豊川さんは、ますます演技の幅を広げています。オファーが殺到するのも無理はありませんが、うれしい“労働問題”ともいえるほどに、台本読みの時間が確保できないようです。豊川さんは再調整に応じてくれた演者やスタッフに、感謝しきりだそうですよ」(前出・ドラマ制作関係者)
満を持して臨む異色の刑事ドラマが楽しみだ。