芸能

朝の情報番組激戦区 『めざまし8』は「8時台から必ず独自ネタ」で勝負のこだわり

『めざまし8』チーフプロデューサーの渡邊貴さんは「大事にしているのは8時台から必ず番組独自のニュースや独自取材を入れていること」と語る(写真は谷原章介。時事通信フォト)

『めざまし8』チーフプロデューサーの渡邊貴さんは「大事にしているのは8時台から必ず番組独自のニュースや独自取材を入れていること」と語る(写真は谷原章介。時事通信フォト)

 朝の情報番組は実にさまざま。4月にスタートした日本テレビ系『DayDay.』のほか、ニュースに強いテレビ朝日系『羽鳥慎一モーニングショー』、生活情報に強いNHK『あさイチ』。バラエティに振り切っているTBS系『ラヴィット!』などがひしめく激戦区で、独自取材に力を入れているのが、谷原章介がMCを務めるフジテレビ系『めざまし8』だ。

 早朝5時25分から始まる人気番組『めざましテレビ』を受けて始まる『めざまし8』。同番組チーフプロデューサーの渡邊貴さんは、番組制作にかける強い思いをこう語る。

「大事にしているのは8時台から必ず番組独自のニュースや独自取材を入れていることです。『取材でこそ、情報は集まる』という意識をすべてのスタッフが持ち、日々取材に励んでいます」

 たとえば、3月17日の放送では、都会でサルの目撃情報が急増しているというニュースを、現地取材にプラスしてサルの生態に詳しい専門家に取材。その後のコーナーでも廃校をリノベーションしたグランピング施設や街角インタビューなど「スタッフがきちんと取材している」感が伝わってきた。

 加えて、テロップの入れ方もオリジナリティー満載だ。サイズもフォントも自由で、YouTubeっぽさも感じられる。SNS動画に慣れた人にはすっと入ってきそう……そう思い、ターゲットは若年層かと思っていたが、渡邊さんからは意外な答えが。

「『めざまし8』が大切にしている世代は全世代です。慌ただしい7時台を過ごした後のほっと一息つける時間に、しっかりと社会のことを知りたい視聴者をターゲットにしています。

 むしろすべての世代に向けて放送することで世代間のギャップや価値観の隔たりに焦点を当てられることもあります。子育て世代から高齢層まで、それぞれに関心の高いニュースをうまく発信できるように心がけています」

 そんな『めざまし8』を“クール”と評したのがコラムニストの辛酸なめ子さんだ。

「淡々とニュースを伝える、出社前で忙しいビジネスパーソンのための番組。近未来風セットもあいまって、報道っぽい雰囲気があります。谷原氏は見た目も声もいいんですが、全体的にテンション低めで、見ていると朝からクールダウンしそうです。長時間ずっと立っていて疲れないのか、などと心配になってきます」(辛酸さん)

関連記事

トピックス

大谷翔平選手と妻・真美子さん
「娘さんの足が元気に動いていたの!」大谷翔平・真美子さんファミリーの姿をスタジアムで目撃したファンが「2人ともとても機嫌が良くて…」と明かす
NEWSポストセブン
メキシコの有名美女インフルエンサーが殺人などの罪で起訴された(Instagramより)
《麻薬カルテルの縄張り争いで婚約者を銃殺か》メキシコの有名美女インフルエンサーを米当局が第一級殺人などの罪で起訴、事件現場で「迷彩服を着て何発も発砲し…」
NEWSポストセブン
「手話のまち 東京国際ろう芸術祭」に出席された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年11月6日、撮影/JMPA)
「耳の先まで美しい」佳子さま、アースカラーのブラウンジャケットにブルーのワンピ 耳に光るのは「金継ぎ」のイヤリング
NEWSポストセブン
逮捕された鈴木沙月容疑者
「もうげんかい、ごめんね弱くて」生後3か月の娘を浴槽内でメッタ刺し…“車椅子インフルエンサー”(28)犯行自白2時間前のインスタ投稿「もうSNSは続けることはないかな」
NEWSポストセブン
「埼玉を日本一の『うどん県』にする会」の会長である永谷晶久さん
《都道府県魅力度ランキングで最下位の悲報!》「埼玉には『うどん』がある」「埼玉のうどんの最大の魅力は、多様性」と“埼玉を日本一の「うどん県」にする会”の会長が断言
NEWSポストセブン
受賞者のうち、一際注目を集めたのがシドニー・スウィーニー(インスタグラムより)
「使用済みのお風呂の水を使った商品を販売」アメリカ人気若手女優(28)、レッドカーペットで“丸出し姿”に賛否集まる 「汚い男子たち」に呼びかける広告で注目
NEWSポストセブン
新関脇・安青錦にインタビュー
【独占告白】ウクライナ出身の新関脇・安青錦、大関昇進に意欲満々「三賞では満足はしていない。全部勝てば優勝できる」 若隆景の取り口を参考にさらなる高みへ
週刊ポスト
芸能活動を再開することがわかった新井浩文(時事通信フォト)
《出所後の“激痩せ姿”を目撃》芸能活動再開の俳優・新井浩文、仮出所後に明かした“復帰への覚悟”「ウチも性格上、ぱぁーっと言いたいタイプなんですけど」
NEWSポストセブン
”ネグレクト疑い”で逮捕された若い夫婦の裏になにが──
《2児ママと“首タトゥーの男”が育児放棄疑い》「こんなにタトゥーなんてなかった」キャバ嬢時代の元同僚が明かす北島エリカ容疑者の“意外な人物像”「男の影響なのかな…」
NEWSポストセブン
滋賀県草津市で開催された全国障害者スポーツ大会を訪れた秋篠宮家の次女・佳子さま(共同通信社)
《“透け感ワンピース”は6万9300円》佳子さま着用のミントグリーンの1着に注目集まる 識者は「皇室にコーディネーターのような存在がいるかどうかは分かりません」と解説
NEWSポストセブン
真美子さんのバッグに付けられていたマスコットが話題に(左・中央/時事通信フォト、右・Instagramより)
《大谷翔平の隣で真美子さんが“推し活”か》バッグにぶら下がっていたのは「BTS・Vの大きなぬいぐるみ」か…夫は「3か月前にツーショット」
NEWSポストセブン
山本由伸選手とモデルのNiki(共同通信/Instagramより)
《いきなりテキーラ》サンタコスにバニーガール…イケイケ“港区女子”Nikiが直近で明かしていた恋愛観「成果が伴っている人がいい」【ドジャース・山本由伸と交際継続か】
NEWSポストセブン