WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)が熱狂のうちに終わり、メジャーリーグが開幕。日本チームを優勝に導いた侍ジャパンの戦士たちの活躍は続いている。
●大谷翔平選手
3月30日(日本時間31日)、2年連続で開幕戦の先発投手に指名され、「3番・投手」で出場。6回を10奪三振、無失点に抑えた。4回裏に折れたバットが飛んでくるハプニングがあったが、とっさの大ジャンプで回避。
4月1日(同2日)のアスレチックス戦では、藤浪晋太郎選手との同級生対決が実現した。藤浪選手は2012年のドラフト会議で、大谷選手とともに高卒で1位指名されプロ入り。対決では大谷選手がフェンス直撃のタイムリー2塁打を放った。高校当時、大谷選手が「藤浪に勝たないと」と、寮の自室に藤浪選手の雑誌記事を貼るほどライバル視していた。
エンゼルスの大谷翔平選手は、4月2日(同3日)開幕3戦目に「3番・DH」で先発出場。5回表に今季初アーチとなる特大136.2メートルの中越えソロホームランを放った。WBC決勝戦でアメリカ代表の最後のバッターとして大谷選手と対戦した、マイク・トラウト選手との2者連続弾となり「トラウタニ」が早くも実現。ベンチに帰ってきた際に「ピース」のパフォーマンスで喜びを露わにした。さらに翌日の試合でも、勝ち越し2ランホームランを打つ活躍。