今年2月「1933ウクレレオールスターズ」のメンバーとともに「ウクレレピクニック・イン・ハワイ」へ。写真は90歳を祝福するバースデーパーティの際に、ホテルのステージで演奏したときのもの(写真提供/高木ブー)
──今年の2月にはハワイのフェスで演奏し、3月には2冊目の画集『高木ブー画集RETURNS ドリフターズよ永遠に』、つい先ごろは自叙伝『アロハ 90歳の僕 ゆっくり、のんびり生きましょう』も発売された。90代に向けての野望は?
僕の夢は、100歳まで現役を続けること。ウクレレ奏者としては、サザンの関口和之君や荻野目洋子ちゃんや野村義男君たちと一緒にやってる「1933ウクレレオールスターズ」の活動に、引き続き力を入れていきたい。去年は関口君に『パパの手』っていう久々の新曲も作ってもらったしね。
ドリフの高木ブーとしては、加藤とふたりで力を合わせて、若い人たちに「ドリフ」をどんどん伝えていきたい。画集も自叙伝も、僕がどうのじゃなくて、たくさんの人がドリフのことを思い出してくれたらいいなと思って出した。親御さんと読んで、テレビの前でドリフを見て一緒に笑っていた頃を思い出してもらえたら最高に嬉しい。
そうだ、孫のコタロウの結婚式でお祝いの歌を演奏するっていう夢もある。この春から大学生だから、僕が100歳まで元気ならあり得なくはないよね。なんてことを考えながら、これからもゆらゆらと流されていきます。90代の高木ブーも、よろしくお願いします。
高校時代の高木ブーさん。高一の夏に地元の夏祭りのステージに立ったことをきっかけに、ウクレレに夢中になった(写真提供/高木ブー)