上目遣いの新井恵理那アナ

上目遣いの新井恵理那アナ

 もちろん、人によるのだろうけれど、その後、出会った早朝番組の女性アナウンサーの中にも体調不良を訴えて番組を降板してしまったり、休養後、昼間や夜の時間帯の番組へ異動したりする者が少なくなかったのである。

 17日の『グッド!モーニング』で、昨年の某1週間のスケジュールをパネルにまとめられ、多忙ぶりを共演者から改めて驚かれた新井は、「夜9時には寝るようにしているけれど」それができないときは、翌日、4時間と3時間…というように刻み寝をしていると吐露。さらに「アウトプットばかりだと心が荒んでしまうので」とまで言っていた。

 新井にとって夫との出会いはかけがえのないものであり、授かった命を大切にしようとする想いはとても強かったと思われる。そういえば17日、テレビ画面内の新井は小さく見えた。長身なのにヒールを履いている住田アナや斎藤ちはるアナと並ぶと、より身長の低さが際立った。ぺったんこのローファーを履いていたからである。現在は仕事をかなりセーブしているという。

 最後は、山本雪乃アナに促され、家族的な雰囲気の所属事務所と長年担当してくれているマネジャーに感謝の言葉を述べた新井。「本当に感謝がいっぱいなので、違う形になるかもしれないですけど、お仕事もプライベートも含めて色んな活動をしていくなかで、これからもっと恩返しできたらいいなと思います」

 事務所も「最大の功労者」ともいうべき新井の結婚や妊娠を家族のように祝福してくれているのだろう。これも新井が作った結果である。

 局アナとは色々な意味で立場は異なるが、学生時代からフリーアナウンサーとして活動し、当初は仕事に恵まれなかったからこそ、『グッド!モーニング』に就いたときから懸命に仕事をし、売れてきたからといって偉ぶることなく、スタッフにも共演者にも愛され、プライベートでの幸せも自分でスピーディに掴み取った新井恵理那。

 早朝番組を長年担当している女性アナウンサーたちには大きな励みと目標ができたに違いない。

◆山田美保子
『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『アップ!』(メ~テレ)、『1周回って知らない話』(日本テレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系)に出演中。CM各賞の審査員も務める。

関連キーワード

関連記事

トピックス

石川県をご訪問された愛子さま(2025年、石川県金沢市。撮影/JMPA)
「女性皇族の夫と子の身分も皇族にすべき」読売新聞が異例の提言 7月の参院選に備え、一部の政治家と連携した“観測気球”との見方も
女性セブン
5月で就任から1年となる諸沢社長
《日報170件を毎日読んでコメントする》23歳ココイチFC社長が就任1年で起こした会社の変化「採用人数が3倍に」
NEWSポストセブン
日本体操協会・新体操部門の強化本部長、村田由香里氏(時事通信フォト)
《新体操フェアリージャパン「ボイコット事件」》パワハラ問われた村田由香里・強化本部長の発言が「二転三転」した経過詳細 体操協会も調査についての説明の表現を変更
NEWSポストセブン
元皇族の眞子さんが極秘出産していたことが報じられた
《極秘出産の眞子さんと“義母”》小室圭さんの母親・佳代さんには“直接おめでたの連絡” 干渉しない嫁姑関係に関係者は「一番楽なタイプの姑と言えるかも」
NEWSポストセブン
岐阜県を訪問された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年5月20日、撮影/JMPA)
《ご姉妹の“絆”》佳子さまがお召しになった「姉・眞子さんのセットアップ」、シックかつガーリーな装い
NEWSポストセブン
会話をしながら歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《極秘出産が判明》小室眞子さんが夫・圭さんと“イタリア製チャイルドシート付ベビーカー”で思い描く「家族3人の新しい暮らし」
NEWSポストセブン
ホームランを放ち、観客席の一角に笑みを見せた大谷翔平(写真/アフロ)
大谷翔平“母の顔にボカシ”騒動 第一子誕生で新たな局面…「真美子さんの教育方針を尊重して“口出し”はしない」絶妙な嫁姑関係
女性セブン
川崎春花
女子ゴルフ“トリプルボギー不倫”で協会が男性キャディにだけ「厳罰」 別の男女トラブル発覚時に“前例”となることが避けられる内容の処分に
NEWSポストセブン
寄り添って歩く小室さん夫妻(2025年5月)
《木漏れ日の親子スリーショット》小室眞子さん出産で圭さんが見せた“パパモード”と、“大容量マザーズバッグ”「夫婦で代わりばんこにベビーカーを押していた」
NEWSポストセブン
六代目体制は20年を迎え、七代目への関心も高まる。写真は「山口組新報」最新号に掲載された司忍組長
《司忍組長の「山口組200年構想」》竹内新若頭による「急速な組織の若返り」と神戸山口組では「自宅差し押さえ」の“踏み絵”【終結宣言の余波】
NEWSポストセブン
第1子を出産した真美子さんと大谷(/時事通信フォト)
《母と2人で異国の子育て》真美子さんを支える「幼少期から大好きだったディズニーソング」…セーラームーン並みにテンションがアガる好きな曲「大谷に“布教”したんじゃ?」
NEWSポストセブン
違法薬物を所持したとして不動産投資会社「レーサム」の創業者で元会長の田中剛容疑者と職業不詳・奥本美穂容疑者(32)が逮捕された(左・Instagramより)
「よだれを垂らして普通の状態ではなかった」レーサム創業者“薬物漬け性パーティー”が露呈した「緊迫の瞬間」〈田中剛容疑者、奥本美穂容疑者、小西木菜容疑者が逮捕〉
NEWSポストセブン