スポーツ

大谷翔平、比類なき才能 日ハム同期入団投手が振り返る新人合同自主トレ「化け物かと思った」

2013年、日ハムの新人合同自主トレでランニングする大谷翔平(時事通信フォト)

2013年、日ハムの新人合同自主トレでランニングする大谷翔平(時事通信フォト)

 比類なき選手となったロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平(28)。その「意識の高さ」は、周囲をたびたび驚かせてきた。2012年のドラフト5位で、日ハムに大谷と同期入団した新垣勇人氏(37)が振り返る。

「翔平は野球に対する考え方がほかの選手とは違っていました。日常生活のすべてが野球につながると考え、自分の体と向き合い、いろんな人に意見を聞いて、筋トレや柔軟を繰り返していました。当時から自分の体に合うサプリメントも研究していましたね。僕は彼より9歳年上で27歳の時に日ハムに入団したけど、野球に対する探求心は高卒の翔平にかなわないと思った」

 投手として入団した新垣氏は、大谷のピッチングにも度肝を抜かれた。2012年の新人合同自主トレでのことだ。

「キャッチボールをした時、軽く投げた球がワンバウンドするかと思ったら途中でビューンと伸びて、そのままグラブにドーンと収まったんです。コイツは化け物かと思いました。ブルペンでは球数を投げるというより、1球1球を確かめながら丁寧に投げていましたね」(新垣氏)

 2017年10月、新垣氏は、右足関節の手術を受けて入院していた大谷の病室を訪れた。すると大谷は、ベッドに横たわった状態で、メジャーリーグの試合を食い入るように見ていたという。

「当時からメジャーの選手を研究していたのでしょう。僕は同じ投手として翔平に負けたくない気持ちがあったけど、プロ入りから1年も経つと次元が違う選手だと思うようになりました」(同前)

 新垣氏は引退後、東芝野球部のコーチを経て、イベント事業などを行なう合同会社カキシードの代表を務めている。

※週刊ポスト2023年4月28日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

不倫が報じられた錦織圭(AFP時事)
《美女モデルと不倫》妻・観月あこに「ブラックカード」を渡していた錦織圭が見せた“倹約不倫デート”「3000円のユニクロスウェットを着て駅前チェーン喫茶店で逢瀬」
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の元モデル・観月あこ(時事通信フォト/Instagramより)
《結婚写真を残しながら》錦織圭の不倫報道、猛反対された元モデル妻「観月あこ」との“苦難の6年交際”
NEWSポストセブン
新キャストとして登場して存在感を放つ妻夫木聡(時事通信フォト)
『あんぱん』で朝ドラ初出演・妻夫木聡は今田美桜の“兄貴分” 宝くじCMから始まった絆、プライベートで食事も
週刊ポスト
永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《永野芽郁に新展開》二人三脚の“イケメンマネージャー”が不倫疑惑騒動のなかで退所していた…ショックの永野は「海外でリフレッシュ」も“犯人探し”に着手
NEWSポストセブン
“親友”との断絶が報じられた浅田真央(2019年)
《村上佳菜子と“断絶”報道》「親友といえど“損切り”した」と関係者…浅田真央がアイスショー『BEYOND』にかけた“熱い思い”と“過酷な舞台裏”
NEWSポストセブン
「松井監督」が意外なほど早く実現する可能性が浮上
【長嶋茂雄さんとの約束が果たされる日】「巨人・松井秀喜監督」早期実現の可能性 渡邉恒雄氏逝去、背番号55が空席…整いつつある状況
週刊ポスト
6月15日のオリックス対巨人戦で始球式に登板した福森さん(撮影/加藤慶)
「病状は9回2アウトで後がないけど、最後に勝てばいい…」希少がんと戦う甲子園スターを絶望の底から救った「大阪桐蔭からの学び」《オリックス・森がお立ち台で涙》
NEWSポストセブン
2人の間にはあるトラブルが起きていた
《浅田真央と村上佳菜子が断絶状態か》「ここまで色んな事があった」「人の悪口なんて絶対言わない」恒例の“誕生日ツーショット”が消えた日…インスタに残された意味深投稿
NEWSポストセブン
ホームランを放った後に、“デコルテポーズ”をキメる大谷(写真/AFLO)
《ベンチでおもむろにパシャパシャ》大谷翔平が試合中に使う美容液は1本1万7000円 パフォーマンス向上のために始めた肌ケア…今ではきめ細かい美肌が代名詞に
女性セブン
ブラジルへの公式訪問を終えた佳子さま(時事通信フォト)
《ブラジルでは“暗黙の了解”が通じず…》佳子さまの“ブルーの個性派バッグ3690レアル”をご使用、現地ブランドがSNSで嬉々として連続発信
NEWSポストセブン
告発文に掲載されていたBさんの写真。はだけた胸元には社員証がはっきりと写っていた
「深夜に観光名所で露出…」地方メディアを揺るがす「幹部のわいせつ告発文」騒動、当事者はすでに退職 直撃に明かした“事情”
NEWSポストセブン