国内

不倫発覚で得票数減でも圧勝の黒岩祐治・神奈川県知事 肝煎り“女性の味方”政策に総スカン

4選を果たした黒岩祐治・神奈川県知事(時事通信フォト)

4選を果たした黒岩祐治・神奈川県知事(時事通信フォト)

 4月9日に行なわれた神奈川県知事選で4選を果たした黒岩祐治氏。投開票日の直前に、『週刊文春』(4月6日発売号)で11年続いた不倫と、相手女性に送っていた“わいせつメール”が暴露されるも圧勝した。

 だが、候補者名が記載されていない「白票」などの無効票は21万2482票で、前回選の2.4倍。過去2番目に多い数字となった。さらに、黒岩氏自身への得票数も前回選から約32万票減った。

 黒岩氏は記者会見で、「(白票は)私への批判票と受けとめている。ゼロからではなく、マイナスからのスタートだと肝に銘じる」と語って肩を落とし、恒例となっている万歳三唱も見送られた。地元紙記者はこう話す。

「文春では、黒岩氏と相手女性がホテルで肉体関係を持っていたことや、黒岩氏が女性に送ったギャグを交えた卑猥なメールの数々、女性が黒岩氏から一方的に別れを告げられた話などが『相手女性の告白』として赤裸々に書かれていた。

 黒岩氏は男女関係については事実であると認めました。地元では、黒岩氏といえば“実直な仕事人”というイメージだったため、支援者らはショックを受けていたようですね。それでも今回、当選しましたが、『他に入れる人がいないから……』と言っている人もたくさんいました」

 そんな中、黒岩氏には“別のピンチ”も訪れているという。

「黒岩さんは、皮肉にも“女性ウケ”の政策にこれまで力を入れてきたんです。とくに力を入れていたのが、『女性の社会進出』、『動物愛護活動』、『女性の未病改善活動』。

『女性の社会進出』でいえば、黒岩氏は女性の活躍推進に関する取り組みを広げるため、企業向けの講義などを行なっている団体『かながわ女性の活躍応援団』の団長を務めており、女性が出産・育児を経験しても働きやすいように、仕事のIT化を推進しています。

 女性が注力することが多い『動物愛護活動』でいえば、神奈川県は犬は9年、猫は8年連続殺処分ゼロを達成していることをアピール。女性ホルモンの影響を受け、ライフステージごとに心身に女性特有の健康問題が生じるのを防ぐための『女性の未病改善活動』も積極的に行なっています。

 しかし、不倫報道により、“女性の味方”というイメージが崩れてしまった。地元民からは『あんな人に女性に関する政策を進められるのは恥ずかしい』という声まで上がっているほどです」

関連キーワード

関連記事

トピックス

羽生結弦が主催するアイスショーで、関係者たちの間では重苦しい雰囲気が…(写真/AFLO)
《羽生結弦の被災地公演でパワハラ告発騒動》アイスショー実現に一役買った“恩人”のハラスメント事案を関係者が告白「スタッフへの強い当たりが目に余る」
女性セブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
『ここがヘンだよ日本人』などのバラエティ番組で活躍していたゾマホンさん(共同通信)
《10人の子の父親だったゾマホン》18歳年下のベナン人と結婚して13年…明かした家族と離れ離れの生活 「身体はベナン人だけど、心はすっかり日本人ね」
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサーであるボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)が“イギリス9都市をめぐる過激バスツアー”開催「どの都市が私を一番満たしてくれる?」
NEWSポストセブン
川崎春花
【トリプルボギー不倫の余波】日本女子プロ2022年覇者の川崎春花が予選落ち 不倫騒動後は調子が上向かず、今季はトップ10入り1試合のみ「マイナスばかりの関係だった」の評価も
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
「中野駅前大盆踊り大会」前夜祭でのイベント「ピンク盆踊り」がSNSを通じて拡散され問題に
《中野区長が「ピンク盆踊り」に抗議》「マジックミラー号」の前で記念撮影する…“過激”イベントの一部始終
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン
川崎市に住む岡崎彩咲陽さん(当時20)の遺体が、元交際相手の白井秀征被告(28)の自宅から見つかってからおよそ4か月
「骨盤とか、遺骨がまだ全部見つかっていないの」岡崎彩咲陽さんの親族が語った “冷めることのない怒り”「(警察は)遺族の質問に一切答えなかった」【川崎ストーカー殺人】
NEWSポストセブン
指定暴力団六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
【七代目山口組へのカウントダウン】司忍組長、竹内照明若頭が夏休み返上…頻発する「臨時人事異動」 関係者が気を揉む「弘道会独占体制」への懸念
NEWSポストセブン