大学の講師のほか、4年ほど前から「おんなつ」というクラシック音楽のフェスティバルのプロデュースもしています。コロナ禍以降、クラシックを志す音大生は実技が大事なのにオンライン授業だったり、留学やコンクールも中止になってしまいました。そんな音大生を応援するようになりました。近年の仕事の比重は、「おんなつ」関係が半分くらい占めていますね。
昨年からはテレビ出演などメディアの仕事も再開するようになりました。いま上の子(長男)が21歳で、下の子(長女)が16歳。下の子の義務教育が終わり、子離れのタイミングでメディアの仕事も再開しようかなと思いまして。同じタイミングで日テレ学院(※日テレ系列のアナウンサー養成スクール)の講師の仕事も始めました。最近は大学や日テレ学院、「おんなつ」などでハタチ前後の若者ばかりに囲まれる生活を送っています。彼らからは学ぶことも多いし、接していて刺激を受けることばかり。
これまでの教え子たちには、「一生、私の生徒だよ」と話していて、実際に社会に出た子たちからもしょっちゅう仕事や人生の相談のLINEが来ます。「私でよければいくらでも話を聞くよ」というスタンスで、なんとか彼らの助けになりたいと思っています。私は誰かの役に立てることで自己肯定感が生まれるタイプのようです。いまはたくさんの若者たちの“お母さん役”をやっている感じですね(笑)。それがまた楽しいんです。