芸能

元祖アイドルアナ・永井美奈子さんが告白する「第二の人生」の充実 「子離れのタイミングでメディアの仕事を再開しようかな」

80~90年代の日本テレビで圧倒的人気を誇った元祖アイドルアナ・永井美奈子

1980~90年代の日テレで圧倒的人気を誇った永井美奈子さんが語る「第二の人生」の充実

 各局の看板番組MCから映画、ドラマまでフリーアナウンサーの出演が日常になった現代。キー局アナのフリー転身は規定ルートになりつつある。だが、テレビが巨大な影響力を持った一昔前、女子アナの退社と新天地への挑戦はいま以上に覚悟が必要だった。テレビ黄金期を知るレジェンドアナはどんな思いで退社し、どんな第二の人生を歩んでいるのか。『マジカル頭脳パワー!!』のオペレーターや『24時間テレビ』の総合司会など、1980~90年代の日本テレビで圧倒的人気を誇った元祖アイドルアナ・永井美奈子さん(57)が振り返った。

 * * *
 日本テレビの入社は1988年。そこから8年半ほど在籍しました。会社はすごく居心地が良かったのですが、仕事のスケジュールは相当ハードだったので、体調を崩してアレルギーが出たりすることもあり、「少し休みたい」という気持ちは正直ありました。

 退社を決断した理由はいくつかあって。ひとつは明確にやりたいことがあったからです。もともとラジオを聴くのが大好きで、ラジオのアナウンサーになりたかったんです。それに「もう一度いろんなジャンルの勉強をしたい」という思いもありました。局アナの場合、番組出演以外にも、打ち合わせだったりケーブルテレビのニュースを読んだり、業務が多岐にわたるので多くの時間が取られていました。もちろんそれぞれの仕事にやりがいがありましたが、ある程度自分のペースで仕事をして、自分のための時間も確保したかったんです。

 フリー転身の不安はもちろんありました。局員だからこそ、あのテレビ黄金期に様々な仕事ができたので。でも、新たなチャレンジに対して楽しみな気持ちも大きかったですね。 幸いにも、フリーになってから古巣の日テレの番組をはじめ、『笑っていいとも』(フジテレビ系)や『わいん好き!』(テレビ東京)など他局の番組にも出演できて、NHK含め民放各局でレギュラーを持つことができました。それに、念願のラジオの仕事もできました。

 退社後しばらくは充実した日々を送っていましたが、21世紀に突入した2001年は激動の年で人生の転換期になりました。その前年から「大学院でメディア全般のことを勉強したい」と思い立ち、研究計画書を書いたりして受験の準備をしていたのですが、そんな中で主人と出会いました。バタバタと2001年の元日に結婚することになり、その後4月に大学院に入学して、10月には子供が生まれたんです。結婚式も挙げて、引っ越しもしました。2001年は結婚、大学院入学、出産という人生のビッグイベントがこれでもかと重なりました。

関連キーワード

関連記事

トピックス

若手俳優として活躍していた清水尋也(時事通信フォト)
「もしあのまま制作していたら…」俳優・清水尋也が出演していた「Honda高級車CM」が逮捕前にお蔵入り…企業が明かした“制作中止の理由”《大麻所持で執行猶予付き有罪判決》
NEWSポストセブン
「正しい保守のあり方」「政権の右傾化への憂慮」などについて語った前外相。岩屋毅氏
「高市首相は中国の誤解を解くために説明すべき」「右傾化すれば政権を問わずアラートを出す」前外相・岩屋毅氏がピシャリ《“存立危機事態”発言を中学生記者が直撃》
NEWSポストセブン
3児の母となった加藤あい(43)
3児の母となった加藤あいが語る「母親として強くなってきた」 楽観的に子育てを楽しむ姿勢と「好奇心を大切にしてほしい」の思い
NEWSポストセブン
「戦後80年 戦争と子どもたち」を鑑賞された秋篠宮ご夫妻と佳子さま、悠仁さま(2025年12月26日、時事通信フォト)
《天皇ご一家との違いも》秋篠宮ご一家のモノトーンコーデ ストライプ柄ネクタイ&シルバー系アクセ、佳子さまは黒バッグで引き締め
NEWSポストセブン
過去にも”ストーカー殺人未遂”で逮捕されていた谷本将志容疑者(35)。判決文にはその衝撃の犯行内容が記されていた(共同通信)
神戸ストーカー刺殺“金髪メッシュ男” 谷本将志被告が起訴、「娘がいない日常に慣れることはありません」被害者の両親が明かした“癒えぬ悲しみ”
NEWSポストセブン
ハリウッド進出を果たした水野美紀(時事通信フォト)
《バッキバキに仕上がった肉体》女優・水野美紀(51)が血生臭く殴り合う「母親ファイター」熱演し悲願のハリウッドデビュー、娘を同伴し現場で見せた“母の顔” 
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)
《六代目山口組の抗争相手が沈黙を破る》神戸山口組、絆會、池田組が2026年も「強硬姿勢」 警察も警戒再強化へ
NEWSポストセブン
木瀬親方
木瀬親方が弟子の暴力問題の「2階級降格」で理事選への出馬が絶望的に 出羽海一門は候補者調整遅れていたが、元大関・栃東の玉ノ井親方が理事の有力候補に
NEWSポストセブン
和歌山県警(左、時事通信)幹部がソープランド「エンペラー」(右)を無料タカりか
《和歌山県警元幹部がソープ無料タカり》「身長155、バスト85以下の細身さんは余ってませんか?」摘発ちらつかせ執拗にLINE…摘発された経営者が怒りの告発「『いつでもあげられるからね』と脅された」
NEWSポストセブン
結婚を発表した趣里と母親の伊藤蘭
《趣里と三山凌輝の子供にも言及》「アカチャンホンポに行きました…」伊藤蘭がディナーショーで明かした母娘の現在「私たち夫婦もよりしっかり」
NEWSポストセブン
高石あかりを撮り下ろし&インタビュー
『ばけばけ』ヒロイン・高石あかり・撮り下ろし&インタビュー 「2人がどう結ばれ、『うらめしい。けど、すばらしい日々』を歩いていくのか。最後まで見守っていただけたら嬉しいです!」
週刊ポスト
2021年に裁判資料として公開されたアンドルー王子、ヴァージニア・ジュフリー氏の写真(時事通信フォト)
《恐怖のマッサージルームと隠しカメラ》10代少女らが性的虐待にあった“悪魔の館”、寝室の天井に設置されていた小さなカメラ【エプスタイン事件】
NEWSポストセブン