平松医師がやっている「ガボール・アイ」のやり方
“寝すぎ“もよくない
睡眠に関しては、緑内障になりやすいのは「6時間以内か9時間以上」の睡眠と言われています。長すぎる睡眠が緑内障リスクを高めるのは、体内の水分が起きている姿勢よりも頭のほうに寄って眼圧が上がりやすいから。そのため、「枕は低いより高い」ほうが眼圧が上がりにくいと言えます。
また、近視の人ほど視神経にダメージが生じやすく緑内障リスクも上がるため、近視対策も重要です。
私も近視が進んでいるので、週に1~2回は「ガボール・アイ」という脳のトレーニングを実践しています。ノーベル物理学賞受賞者のデニス・ガボール博士が考案した特殊な縞模様の画像を用いた視力回復法で、1日3~10分ほど、集中して行ないます。詳しくは図解したので、ぜひ実践してみてください。
これを継続することで、遠くが見やすくなったり、細かいものが判別しやすくなるなどの効果が実感できています。
手軽に実践できる眼の健康法は様々ありますが、最も大事なことは日頃から細かな変化を「チェック」することです。
両目で見ていると異変に気付きにくいので、片目ずつ瞑って見え方に変わりがないかを定期的に確かめる習慣をつけてほしいです。
※週刊ポスト2023年5月26日号