スポーツ

巨人復調の契機となった「サード門脇・ファースト岡本」の守備布陣 中田翔復帰後はどうなる?「レフト岡本」の選択肢も

サードの守備で好守を連発する巨人・門脇誠

サードの守備で好守を連発する巨人・門脇誠

 巨人が調子を上げてきた。5月21日の中日戦では育成ドラフト1位のルーキー・松井颯がプロ初先発初勝利を挙げ、16日のヤクルト戦から5連勝。貯金1となり、広島を抜いて3位に浮上。首位・阪神とのゲーム差も5に縮まった(記録は5月21日現在。以下同)。

 5月に入ってベテランの坂本勇人が復調し、若手も躍動している。3年目の秋広優人が勝負強いバッティングを見せ、ルーキーの門脇誠は再三の好守備でチームを救っている。肉離れで離脱中の中田翔が戻れば、さらに怖い打線になるだろう。中田は24日の三軍戦で実戦復帰予定。早ければ今月中にも一軍登録の可能性がある。

「嬉しい悲鳴ですが、中田翔の復帰は原辰徳監督を悩ませることになるかもしれません。中田は開幕から好調で、離脱前まで打率3割1厘、7本塁打、15打点と5番の役割をしっかりと果たしていました。しかし、中田の代わりに門脇がサードに入り、岡本がファーストに回った。今はこの布陣がハマっていますからね。

 門脇は打率こそ1割台ですが、サードの守備はゴールデングラブ賞を獲れるくらいのレベルと言っていい。実際、昨年まで2年連続で受賞した岡本よりも数段、安定感がある。しかし、中田翔が復帰してファーストに入れば、岡本はサードに戻る。門脇をベンチに置いておくのはもったいない」(プロ野球担当記者。以下同)

 門脇は5月13日の広島戦では1点差に迫られた6回1死一塁で、マクブルームの三遊間のゴロをスライディングキャッチして併殺打に。17日のヤクルト戦では2点差に迫られた8回1死一、二塁で、オスナのレフト線に抜けそうな打球を好捕し、これまた併殺打を完成させた。

関連キーワード

関連記事

トピックス

亡くなったことがわかったシャニさん(本人のSNSより)
《ボーイフレンドも毒牙に…》ハマスに半裸で連行された22歳女性の死亡が確認「男女見境ない」暴力の地獄絵図
NEWSポストセブン
長男・正吾の応援に来た清原和博氏
清原和博氏、慶大野球部の長男をネット裏で応援でも“ファン対応なし” 息子にとって雑音にならないように…の親心か
週刊ポスト
殺害された谷名さんの息子Aさん
【青森密閉殺人】手足縛りプラスチック容器に閉じ込め生きたまま放置…被害者息子が声を絞り出す監禁の瞬間「シングルで育ててくれた大切な父でした」
NEWSポストセブン
竹内涼真と
「めちゃくちゃつまんない」「10万円払わせた」エスカレートする私生活暴露に竹内涼真が戦々恐々か 妹・たけうちほのかがバラエティーで活躍中
女性セブン
史上最速Vを決めた大の里(時事通信フォト)
史上最速V・大の里に問われる真価 日体大OBに囲まれた二所ノ関部屋で実力を伸ばすも、大先輩・中村親方が独立後“重し”が消えた時にどうなるか
NEWSポストセブン
2050年には海洋プラスチックごみが魚の量を上回ると予測されている(写真/PIXTA)
「マイクロプラスチックが心臓発作や脳卒中の原因になりうる」との論文発表 粒子そのものが健康を害する可能性
女性セブン
攻撃面では試行錯誤が続く今年の巨人(阿部慎之助・監督)
広岡達朗氏が不振の巨人打線に喝「三振しても威張って戻ってくるようなのが4番を打っている」 阿部監督の采配は評価するも起用法には苦言
週刊ポスト
大谷が購入した豪邸(ロサンゼルス・タイムス電子版より)
大谷翔平がロスに12億円豪邸を購入、25億円別荘に続く大きな買い物も「意外と堅実」「家族思い」と好感度アップ 水原騒動後の“変化”も影響
NEWSポストセブン
杉咲花
【全文公開】杉咲花、『アンメット』で共演中の若葉竜也と熱愛 自宅から“時差出勤”、現場以外で会っていることは「公然の秘密」
女性セブン
被害者の渡邉華蓮さん
【関西外大女子大生刺殺】お嬢様学校に通った被害者「目が大きくてめんこい子」「成績は常にクラス1位か2位」突然の訃報に悲しみ広がる地元
NEWSポストセブン
京急蒲田駅が「京急蒲タコハイ駅」に
『京急蒲タコハイ駅』にNPO法人が「公共性を完全に無視」と抗議 サントリーは「真摯に受け止め対応」と装飾撤去を認めて駅広告を縮小
NEWSポストセブン
阿部慎之助・監督は原辰徳・前監督と何が違う?(右写真=時事通信フォト)
広岡達朗氏が巨人・阿部監督にエール「まだ1年坊主だが、原よりは数段いいよ」 正捕手復帰の小林誠司について「もっと上手に教えたらもっと結果が出る」
週刊ポスト