CM中も、積極的に観客に話しかけ楽しませていたハライチや神田ら

CM中も、積極的に観客と交流を図るハライチや神田愛花ら

『いいとも』から継承してきた伝統

『笑っていいとも!』では、2013年から番組終了の2014年まで水曜日のディレクターも務めた。

「『いいとも』ではCM中に観覧のお客さんと定番のやりとりがあったんです。『今日朝食食べたかー?』みたいにタモリさんや演者が呼びかけて『イエーイ!』とお客さんがレスポンスする。

『みんな元気かー!』『イエーイ!』、『昨日エッチしたかー!』で『イエーイ』って言っちゃうと笑いがドッと起こる。もうそれをオンエアしたらいいんじゃないかって思うんですけど、でも、来た人だけのお楽しみなんですよね。

 そういう来てくれた人を全力で楽しませるっていう姿勢が好きで、『ぽかぽか』でもCM中、ハライチも神田さんもお客さんが楽しめるようにしてくれていますね」

 実際に会場で生放送を見せてもらった日も、CM中、ハライチや神田ら出演者は積極的に観客に話しかけ楽しませていた。番組後半のCM中には挙手をして指名された観覧者が出演者を選びあだ名をつけてもらったり、放送終了後には、サイン入りフリップがもらえる「サインじゃんけん」などが行われ大いに盛り上がった。

 ちなみに『いいとも』でもそうだったように、前説をADが務めるのはフジテレビの生放送番組の伝統。『ぽかぽか』でもそれは継承されていた。

「面白いのは、『いいとも』で定番だった『パン、パパパンッ』って合わせる拍手を、絶対やりそうですけど、前説で誰もやらない。みんな、自分なりにやろうとしてるのがいいなと思いますね」

 お客さんといえば、『ぽかぽか』の大きな特徴の一つとして特設セットがあげられる。このセットの外からは自由に観ることができる。番組開始2日目には、早速トークゲストのマツコ・デラックスが、観覧で詰めかけた『ぽかぽか』レギュラーのOWVのファンの健気な姿をイジって、現場は大いに盛り上がった。

「あの日は風も強くて。ああいうハプニングは嬉しいです。あそこはガラスも厚くてクリアではないんで申し訳ないんですけどね。もし外で観てくださっている人が1人とか2人でもそれも笑いになるんでいい。とにかく普通とは違うセットにしたかったんですよ。お昼にぱっと観た時にアイキャッチとして違和感のあるものにしたかった。

 ゲストの方もやっぱり新鮮みたいで、入ってきた時に声には出さないけど、「こんなセットになってんだ」みたいな反応をなさるんですよね。外にわーっと手を振ってくれる方もいて、そういう人柄もわかるし。あとは草の根運動でフジテレビファンを増やしたいっていうのもあります」

 いまでは珍しくなった素人参加のコーナーを積極的に行なっているのも特徴的だ。

「これも『いいとも』の文化かもしれないですね。予定不調和を生み出すのに一般の方っていうのは大きな要素ですね。打ち合わせしていても緊張して違うことを言ったりしますし、僕らにも計り知れないポテンシャルをお持ちだったりしますよね」

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