BTS「ダンスのすごみ」を伊原六花が解説　「1人ひとり特徴があるのに一体感が凄まじい」

伊原六花が厳選「私が衝撃を受けたナンバー」

・『MIC Drop』

　J-HOPEさんの「ヒット（音に合わせて筋肉を弾く動作）」のすごさを特に感じるのがこの曲。ビートとヒットをぴったり合わせるのはできそうでできない動きなんです。普通のダンサーが真似しても実は全然キマらなくて、BTSの7人だからこそカッコよく見えるんです。

・『Dionysus』

　ダイナミックで曲の物語性を感じるダンスナンバー。RMさんがステージにさらりと飛び乗るところなどエンタメ度が高くてわくわくします。ダンスが素晴らしいからこそ、楽曲含めひとつの芸術作品として完成されているのだと思います。

・『ON』

　シンプルな動きと複雑な動きが交ざったBTSの中でも難しいダンスだと思います。それなのにサビでの揃い方が完璧。例えば、普通の人が身体の可動域を80で動くところを120動かしている印象。体幹を完全にコントロールしていて凄すぎる！

取材・文／安井桃子　撮影／田中智久

※女性セブン2023年6月8日号