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自殺幇助容疑で逮捕の市川猿之助 大麻で逮捕の永山絢斗と同じ原宿署で“ご近所勾留”だった

市川猿之助容疑者(左)と永山絢斗被告は同じ留置所内にいたという(時事通信フォト)

市川猿之助容疑者(左)と永山絢斗被告は同じ留置所内にいたという(時事通信フォト)

 このところ、著名人の逮捕が相次いでいる。6月16日には俳優の永山絢斗被告(34)が大麻取締法違反の疑いで逮捕され、6月27日には母親の自殺幇助の容疑で歌舞伎俳優・市川猿之助容疑者(47)が逮捕された。

 永山は、東京都・目黒区の自宅マンションからポーチに入った乾燥大麻や吸引用具が見つかり、大麻取締法違反(所持)の容疑で逮捕。猿之助は5月18日に父親で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(享年76)と母親の喜熨斗延子さん(享年75)とともに、心中を図ったとして救急搬送。本人は一命をとりとめたものの、両親は死亡。猿之助は「家族会議をしてみんなで死のうと決めた。両親には薬を水に溶かして飲ませ、意識がなくなった後、頭にビニール袋をかぶせ、袋を養生テープで止めた」と供述しているという。

 舞台に映画にドラマにと幅広く活躍する人気者たちが起こした事件は、世間に大きな衝撃を与えた。実はこの2人、同じ留置所内にいたという。全国紙社会部記者がこう話す。

「6月16日未明に逮捕された永山被告は警視庁本部で取り調べを受けた後の午前4時過ぎ、原宿署(東京都渋谷区)へと移されました。その後の27日午前9時30分、療養中の病院から捜査本部のある目黒署(東京都目黒区)へと連行された猿之助容疑者は、その日の深夜、原宿署へ移された。2人は別の部屋をひとつ挟んだ隣の隣という『至近距離』にいたそうです」

 なぜ2人とも原宿署に勾留されたのか。元刑事で犯罪ジャーナリストの小川泰平氏が解説する。

「社会的に大きく影響を与えると思われる芸能人の起こした事件は警視庁本部が捜査することになります。そこで、警視庁が管轄する留置所がある原宿署に移送されるケースが多いのです。

 また、2009年に現在の場所に移転した原宿署は設備が新しく、地下駐車場がついている。スモークやカーテンで目隠しした移送車で、著名人を隠したまま署内に移動させ、そのまま地下駐車場に入ることで、車から降りるところをマスコミに撮られる心配がないのです。そういった意味で、集まったマスコミの目から『隠す』ことにも適している」

 警視庁に聞くと、「誰がどこに留置されているということについては一切お答えしておりません」(広報課)と回答した。

 同じ留置所内で共に生活を送った2人だが、実は表には出ていない“共演経験”もあるという。芸能関係者がこう話す。

「6月16日に公開が予定されていたものの、猿之助さんが出演していたため、公開延期となった映画『緊急取調室』の予告版となるスペシャルドラマです。劇場公開の翌日の放送が予定されていて、こちらは猿之助さんの出番が少なかったため、代役を立てて放送される予定だった。しかしこのドラマのスペシャルゲストとして出演していた永山さんが放送前日に逮捕となり、あえなくお蔵入りとなったそうです」

 まさに「奇縁」というべきか。

※週刊ポスト2023年7月21・28日号

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