ライフ

背中一面に羽衣天女の刺青を入れた元極妻が語る覚悟と後悔「寄ってくる男がヤクザしかいない」

タトゥーは皮膚の浅い部分に色を入れるのに対し、和彫りは深く入れるので痛みが強いと言われる(イメージ)

タトゥーは皮膚の浅い部分に色を入れるのに対し、和彫りは深く入れるので痛みが強いと言われる(イメージ)

 警察や軍関係、暴力団組織などの内部事情に詳しい人物、通称・ブラックテリア氏が、関係者の証言から得た驚くべき真実を明かすシリーズ。今回は、元極妻が告白する刺青を入れた理由と後悔について。

 * * *
 日本全国で花火大会や祭りが再開したこの夏、観光地として有名な関東近郊の温泉地では、客足が戻り多くの客が訪れていたという。中にはインバウンドで外国からの観光客が押し寄せていた宿もあったようで、そんな宿に泊まった友人は、手足にタトゥーを入れた観光客が、遠慮なく温泉に入浴してくることに困惑したらしい。

「風呂場の前には刺青やタトゥーを入れている者の入浴は禁止と注意書が貼ってあるのに、彼らはお構いなしだ」

 日本の浴場などでは、暴力団対策として以前から刺青やタトゥーを入れている者の入浴を禁止している所が多い。だが昨今、日本人だけでなく外国人のアスリートやアーティストにもタトゥーを入れている者を見かけるようになった。彼らにとってタトゥーはファッションでもあり、それによって入浴を拒否されなければならないという認識はない。

 タトゥーとヤクザの刺青は似て非なるものだ。ヤクザの刺青は体に「墨を入れる」といい、極道として生きていく覚悟であり、カタギの世界にはもう戻らないという決意であり、二度と戻れないという決別でもある。刺青を入れるか入れないかは基本的には本人次第、どのようなデザインを選ぶかも個人の自由だが、体に針で傷をつけていくのは激痛を耐えなければならず、「我慢」とも呼ばれている。

 今は刺青でも電気針が増え、痛みもだいぶ軽減したと聞くが、彫師による手彫りは我慢の限界ギリギリの痛みらしい。1日に2~3時間が限度で、人によっては発熱し腫れあがることもある。あまりの痛みに耐えかねて「筋彫り」という輪郭だけ終わってしまったというヤクザもいるほどだ。

 温泉宿での話を聞き、ある背中を思い出した。ひと昔前、ある温泉宿でヤクザ顔負けの刺青を背負った、極道の妻の背中を見せてもらったことがある。

関連キーワード

関連記事

トピックス

「第65回海外日系人大会」に出席された秋篠宮ご夫妻(2025年9月17日、撮影/小倉雄一郎)
《パールで華やかさも》紀子さま、色とデザインで秋を“演出”するワンピースをお召しに 日系人らとご交流
NEWSポストセブン
立場を利用し犯行を行なっていた(本人Xより)
【未成年アイドルにわいせつ行為】〈メンバーがみんなから愛されてて嬉しい〉芸能プロデューサー・鳥丸寛士容疑者の蛮行「“写真撮影”と偽ってホテルに呼び出し」
NEWSポストセブン
2024年末、福岡県北九州市のファストフード店で中学生2人を殺傷したとして平原政徳容疑者が逮捕された(容疑者の高校時代の卒業アルバム/容疑者の自宅)
「軍歌や歌謡曲を大声で歌っていた…」平原政徳容疑者、鑑定留置の結果は“心神耗弱”状態 近隣住民が見ていた素行「スピーカーを通して叫ぶ」【九州・女子中学生刺殺】
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《佳子さまどアップ動画が話題》「『まぶしい』とか『神々しい』という印象」撮影者が振り返る “お声がけの衝撃”「手を伸ばせば届く距離」
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(左/共同通信、右/公式サイトより※現在は削除済み)
《“やる気スイッチ”塾でわいせつ行為》「バカ息子です」母親が明かした、3浪、大学中退、27歳で婚約破棄…わいせつ塾講師(45)が味わった“大きな挫折
NEWSポストセブン
池田被告と事故現場
《飲酒運転で19歳の女性受験生が死亡》懲役12年に遺族は「短すぎる…」容疑者男性(35)は「学校で目立つ存在」「BARでマジック披露」父親が語っていた“息子の素顔”
NEWSポストセブン
個別指導塾「スクールIE」の元教室長・石田親一容疑者(公式サイトより※現在は削除済み)
《15歳女子生徒にわいせつ》「普段から仲いいからやっちゃった」「エスカレートした」“やる気スイッチ”塾講師・石田親一容疑者が母親にしていた“トンデモ言い訳”
NEWSポストセブン
9月6日に悠仁さまの「成年式」が執り行われた(時事通信フォト)
【なぜこの写真が…!?】悠仁さま「成年式」めぐりフジテレビの解禁前写真“フライング放送”事件 スタッフの伝達ミスか 宮内庁とフジは「回答は控える」とコメント
週刊ポスト
交際が報じられた赤西仁と広瀬アリス
《赤西仁と広瀬アリスの海外デートを目撃》黒木メイサと5年間暮らした「ハワイ」で過ごす2人の“本気度”
NEWSポストセブン
世界選手権東京大会を観戦される佳子さまと悠仁さま(2025年9月16日、写真/時事通信フォト)
《世界陸上観戦でもご着用》佳子さま、お気に入りの水玉ワンピースの着回し術 青ジャケットとの合わせも定番
NEWSポストセブン
秋場所
「こんなことは初めてです…」秋場所の西花道に「溜席の着物美人」が登場! 薄手の着物になった理由は厳しい暑さと本人が明かす「汗が止まりませんでした」
NEWSポストセブン
和紙で作られたイヤリングをお召しに(2025年9月14日、撮影/JMPA)
《スカートは9万9000円》佳子さま、セットアップをバラした見事な“着回しコーデ” 2日連続で2000円台の地元産イヤリングもお召しに 
NEWSポストセブン