2020年に調教師試験に合格した名手・蛯名正義氏

2020年に調教師試験に合格した

 しかし時代と共に、トレセン周辺に住む人も少なくなってきました。仕事場に近すぎると、オンとオフの切り替えがなくなってしまう。流れで食事を一緒にしたりすると、仕事の話ばかりになってしまう。仕事でトラブルがあると私生活にも影響してくるかもしれないし、逆に私生活の問題が職場にも持ち込まれたりする。

 子供が生まれたりすると、ここに住んでいる限り、公立の場合はみな同じ幼稚園・小学校・中学校でしょう。そうなると子供も何かと窮屈ですからね。僕も結婚後の住まいは少し離れたところにしました。

 トレセンの人間模様や空気感は昔とずいぶん変わりましたが、厩舎暮らしの日々をふと懐かしく思い出すことがあります。

【プロフィール】
蛯名正義(えびな・まさよし)/1987年の騎手デビューから34年間でJRA重賞はGI26勝を含む129勝、通算2541勝。エルコンドルパサーとナカヤマフェスタでフランス凱旋門賞2着など海外でも活躍、2010年にはアパパネで牝馬三冠も達成した。2021年2月で騎手を引退、2022年3月に52歳の新人調教師として再スタートした。

※週刊ポスト2023年9月15・22日号

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