芸能

上沼恵美子“悲願の紅白出場”浮上、実現なら女性初の紅白グランドスラム 有名歌手への“復讐”なるか

上沼恵美子の紅白出場内定情報も

上沼恵美子の紅白出場なるか

 毎年この時期になると、大晦日の風物詩である『NHK紅白歌合戦』の出場歌手が話題にのぼる。NHK局内では人選が進み“内定者情報”も出始めているが、今年はそのなかにあの大物芸能人の名前があるという。

「“西の女帝”上沼恵美子さん(68才)です。上沼さんはこれまでも候補に名前が挙がっては消えを繰り返していて、意外にも歌手として出場したことはありません。出場となれば“初出場”で話題性は充分。すでにNHK関係者が彼女と接触しているようで、近く、上沼さんが目玉候補として発表される可能性があると囁かれています」(芸能関係者)

 今年の紅白はジャニーズ事務所における性加害問題の影響で、ジャニーズ所属のアーティストをキャスティングできない可能性が指摘されている。起爆剤が欲しいNHKサイドが、上沼に白羽の矢を立てたという見方もできるが、決して“穴埋め”ではない。

 上沼は16才のときに姉と漫才コンビ「海原千里・万里」を組んでデビュー。もともと歌手志望だった上沼は、20才のときに『大阪ラプソディー』(1976年)をリリースすると、レコードの売り上げが40万枚を超える大ヒットを記録した。

 その後もタレント・司会業をメインに活躍しながら、定期的に新曲をリリースしてきた。令和元年の2019年に発売した『時のしおり』で、より一層ファンの心を掴んだ。

「『時のしおり』は昭和の東京五輪や大阪万博、平成の東日本大震災を振り返りながら、“令和の時代へと心をつないで生きましょう”と呼びかけるメッセージソングでした。じわじわと話題を呼び、2020年に新型コロナウイルスがまん延してステイホームが叫ばれると人気に火が付きました。

 社会全体に閉塞感が漂うなかで、前向きな歌詞と上沼さんの力強く明るい歌声が幅広く響いたようです。オリコンランキングの演歌・歌謡部門で1位も獲得しました。その人気は根強く、現在も多くのファンに支持されています」(音楽関係者)

 過去には応援団(1975年)、司会(1994年、1995年)、ゲスト審査員(2019年)として紅白に出ている上沼は、歌手として出場となれば4つの異なる立場で出場する女性初の「紅白グランドスラム」を達成することになる。上沼にとっての歌手出場は、“出られるのなら、もう引退してもいい”と口にするほどの悲願。だがそれはグランドスラムが目的ではない。1994年に司会として出演した際の“事件”が、いまでも尾を引いているからだ。

 2015年末に『あさイチ』(NHK)に出演した上沼は、1994年の紅白司会を振り返り、“陰湿ないじめ”にあっていたことを告白した。

「当時39才の上沼さんは関西ではすでに抜群の知名度でしたが、全国的にはローカルタレントの域を出ていませんでした。そんな彼女が大役を務めることを面白く思わない有名歌手から、あからさまに無視されたり、聞こえるような声で“紅組の司会の格が下がる”と陰口を叩かれたと明かしたんです。

 上沼さんは、この話をさまざまなメディアで何度も披露しています。それだけ許しがたい仕打ちだったのでしょう。歌手としての出場を願い続けたのは、その有名歌手への復讐にも近い感情なのかもしれません」(前出・芸能関係者)

 NHKに問い合わせると、「番組の制作過程はお答えしておりません。なお、第74回NHK紅白歌合戦については現時点で何も決まっていません。お知らせできる段階になりましたら、順次発表させていただきます」と回答した。紅白出場歌手の発表は、例年10月中旬以降。いま頃上沼は、大晦日の本番に向けてボイストレーニングに励んでいるのだろうか。

※女性セブン2023年10月5日号

関連キーワード

関連記事

トピックス

遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
《女優・遠野なぎこのマンションで遺体発見》近隣住民は「強烈な消毒液の匂いが漂ってきた」「ポストが郵便物でパンパンで」…関係者は「本人と連絡が取れていない」
NEWSポストセブン
盟友である鈴木容疑者(左・時事通信)への想いを語ったマツコ
《オンカジ賭博で逮捕のフジ・鈴木容疑者》「善貴は本当の大バカ者よ」マツコ・デラックスが語った“盟友への想い”「借金返済できたと思ってた…」
NEWSポストセブン
フリー転身を発表した遠野なぎこ(本人instagramより)
「救急車と消防車、警官が来ていた…」遠野なぎこ、SNSが更新ストップでファンが心配「ポストが郵便物でパンパンに」自宅マンションで起きていた“異変”
NEWSポストセブン
モンゴルを訪問される予定の雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、「灼熱のモンゴル8日間」断行のご覚悟 主治医とともに18年ぶりの雪辱、現地では角界のヒーローたちがお出迎えか 
女性セブン
米田
《チューハイ2本を万引きで逮捕された球界“レジェンド”が独占告白》「スリルがあったね」「棚に返せなかった…」米田哲也氏が明かした当日の心境
週刊ポスト
詐称疑惑の渦中にある静岡県伊東市の田久保眞紀市長(左/Xより)
「『逃げも隠れもしない』と話しています」地元・伊東市で動揺広がる“学歴詐称疑惑” 田久保真紀市長は支援者に“謝罪行脚”か《問い合わせ200件超で市役所パンク》
NEWSポストセブン
佐々木希と渡部建
《六本木ヒルズ・多目的トイレ5年後の現在》佐々木希が覚悟の不倫振り返り…“復活”目前の渡部建が世間を震撼させた“現場”の動線
NEWSポストセブン
東川千愛礼(ちあら・19)さんの知人らからあがる悲しみの声。安藤陸人容疑者(20)の動機はまだわからないままだ
「『20歳になったらまた会おうね』って約束したのに…」“活発で愛される女性”だった東川千愛礼さんの“変わらぬ人物像”と安藤陸人容疑者の「異変」《豊田市19歳女性殺害》
NEWSポストセブン
児童盗撮で逮捕された森山勇二容疑者(左)と小瀬村史也容疑者(右)
《児童盗撮で逮捕された教師グループ》虚飾の仮面に隠された素顔「両親は教師の真面目な一家」「主犯格は大地主の名家に婿養子」
女性セブン
組織が割れかねない“内紛”の火種(八角理事長)
《白鵬が去って「一強体制」と思いきや…》八角理事長にまさかの落選危機 定年延長案に相撲協会内で反発広がり、理事長選で“クーデター”も
週刊ポスト
たつき諒著『私が見た未来 完全版』と角氏
《7月5日大災害説に気象庁もデマ認定》太陽フレア最大化、ポピ族の隕石予言まで…オカルト研究家が強調する“その日”の冷静な過ごし方「ぜひ、予言が外れる選択肢を残してほしい」
NEWSポストセブン
大阪・関西万博で、あられもない姿をする女性インフルエンサーが現れた(Xより)
《万博会場で赤い下着で迷惑行為か》「セクシーポーズのカンガルー、発見っ」女性インフルエンサーの行為が世界中に発信 協会は「投稿を認識していない」
NEWSポストセブン