日本一周に際し、出発セレモニーにはへずまりゅうも駆けつけた
「ネガティブな話題でニュースに取り上げられることが多かったゆたぼんですが、YouTubeのチャンネル登録数は15万人程度。再生数を見ても、2万~3万回くらいの動画ばかりで、ネットニュースで扱われる機会が多い割に、登録者数も再生数もそこまで多くないという印象でした。
“炎上系”のYouTuberは、ネガティブなニュースがあっても、その話題性が再生数につながるので、それなりのメリットがあることがほとんど。しかし、ゆたぼんの場合は、そこまでメリットを得られていない。いわば“叩かれ損”だったんですよね」(メディア関係者・以下同)
中学校に通うようになったことで、批判的な声は減り、叩かれることも少なくなるはずだ。とはいえ、YouTubeではエンタメ系の動画、あるいは過激な内容の動画こそが、人気を獲得するのも事実だ。
「ネガティブに扱われなくなれば、それだけ話題になる機会が減り、動画再生数を増やすのは難しくなるのは間違いない。正直言って“YouTuberゆたぼん”にとっては、より厳しい状況になっていくでしょうね。
しかし、不登校については、社会的にも注目されるべきテーマですし、“元不登校児”だったゆたぼんだからこそ発信できることも少なくない。“元不登校児がいかにして学校で過ごしているのか”“どのように勉強をしているのか”などは、現在学校に通えていない子供たちにとっても、有益な情報になるはず。そういった意味で、これまでとは異なる形で“教育”の面にスポットを当てた社会派YouTuberとして、期待される部分はあると思いますね」
たしかに、“かつての不登校YouTuberがどう変わっていくのか”という点をしっかり動画で見せることができれば、かなり興味深いドキュメンタリーになることは間違いない。これまで、ゆたぼんにあまりいいイメージを持っていなかったネットユーザーを取り込める可能性もあるだろう。
かつてネット上で大いに叩かれたゆたぼんが、中学校に通うようになり、どう変わっていくのか、そしてどんな大人に成長していくのか──。これまで以上に、注目されそうだ。