とんかつ ひなた(高田馬場)
「食べ比べコース」4700円 ※ミニソースかつ丼、豚汁、付き出し、お新香が付く
リブロース:とんかつにおける最高級部位。脂の旨味をしっかり味わえる。脂身もサシも豊富 (撮影/太田真三)
リブロース(撮影/太田真三)
ロース:とんかつの代名詞的な存在で、適度な脂肪ときめ細かな赤身が特徴 (撮影/太田真三)
ロース(撮影/太田真三)
肩ロース:赤身と脂身、サシが絡み合う部位で、チャーシューなどに使われる馴染みの味 (撮影/太田真三)
肩ロース(撮影/太田真三)
ヒレ:脂肪分は少ないが、ジューシーな肉質を味わえる、リブロースと並ぶ高級部位 (撮影/太田真三)
ヒレ(撮影/太田真三)
しきんぼ:外ももと内ももに挟まれた部位。見た目はほぼヒレだが、歯ごたえや甘味が強い (撮影/太田真三)
しきんぼ(撮影/太田真三)
いちぼ:筋肉の通らない、お尻に位置する希少部位。脂身と赤身がはっきり分かれている (撮影/太田真三)
いちぼ(撮影/太田真三)
らんぷ:豚肉が本来持つ肉々しさを堪能できる、上質な赤身肉。脂肪分が少ないのも特徴 (撮影/太田真三)
らんぷ(撮影/太田真三)
とんとろ:一頭からわずかしか取れない希少部位。ほぼ脂身で、塩で食べると甘味が際立つ (撮影/太田真三)
とんとろ(撮影/太田真三)
豚肉をほとんど余すことなく食せる「食べ比べコース」は、全国のさまざまな銘柄豚を試した末にたどり着いた宮城県産漢方三元豚が用いられる。三元豚の甘味をたたえた油が、とろけるように舌に美味を伝える。おすすめは、肉の断面を舌に乗せて味わうこと。インカ天日塩、醤油をベースにしたさらさらソースなど、こだわり抜いた配合の調味料も、素材の持つ豊かな味わいを引き出してくれる。
住所:新宿区高田馬場2-13-9鈴木ビル
営業時間:11時~14時半(L.O.)、17時~21時(L.O.)
定休日:日
「食べ比べの順番には試行錯誤を重ねました」という、料理長の木村勇太さん (撮影/太田真三)
とんかつ丸七 深川不動店(門前仲町)
「焼きカツ丼(上)」2100円 ※味噌汁、香の物が付く
「焼きカツ丼」は、卵でとじるのではなく卵焼きが敷かれていることに由来。カツを焼いているわけではない (撮影/太田真三)
2021年8月の本店に続き、約1年後には深川不動店がオープンした「とんかつ丸七」は「日本一厚いカツ」を掲げる新進気鋭の店。約5センチの肉厚の姿がSNSで拡散され、人気に火がついた。蓋に収まりきらない巨大なカツは国産豚を使用。しっとりとした柔らかさで、カツの下にはとろとろの卵焼きが敷かれている。甘めのタレが食欲をそそり、300グラムのボリュームだが、ぺろりと完食できる。
住所:江東区富岡1-14-14 和楽ビル1F
営業時間:11時半~17時
定休日:水
取材・文/上田千春、小野雅彦
※週刊ポスト2023年10月6・13日号