草なぎ剛主演映画『碁盤斬り』2024年5月TOHOシネマズ日比谷他にて全国公開決定。
「これ、キョンキョンくれたんですか?」
同時に、2024年5月に公開が決まった『碁盤斬り』の追加キャストも発表された。ズボンのポケットからしわくちゃの紙を取り出した草なぎは「この映画は、囲碁がめっぽう強い、落ちぶれても武士の誇りを忘れない男の仇討の物語。一言で言えば、冤罪と復習の映画」と読み上げ「これ絶対言わないと怒られるやつだ、すみません」とおどけて会場を笑わせた。
ポケットから、わざわざしわくちゃの紙を取り出し、「これ絶対に言わないと怒られるやつだ、すみません」と読み上げてみせるサービス精神も。
『碁盤斬り』は、浪人・柳田格之進(草なぎ)が主人公だ。彼は冤罪事件で藩を追われ、娘のお絹(清原果耶)と貧乏長屋で今日の米にも困る暮らしをしている。落ちぶれても武士の誇りを捨てておらず、とりわけ嗜む囲碁にもその実直な人柄が表れ、正々堂々の勝負を心がけている。あるきっかけで明かされた真実に、格之進は激高し、仇討ちを決意する。だがそれは父娘が引き裂かれることを意味していた……。武士としての誇りを賭け、愛する者のために復讐を誓う物語。
草なぎは、発表されたキャストへの思いを語った。
『碁盤斬り』の出演者ひとりひとりについて、思いを語っていく草なぎ。
「斎藤工くん演じる柴田兵庫(格之進と因縁のある武士)は、もうすっごく憎たらしい。ほんっとに憎たらしいの。僕もこだわりが強いからぶつかる。それがこの映画の大きな見どころだと思う。
清原果耶さんは、すごく繊細なお芝居をされていたので、おこがましいんだけど思わず『すごい、いいお芝居だね』と言ってしまった。女優さんなのに当たり前じゃないかと言われれば本当にそうで、失礼かもしれない。でも絶対そのシーンはカットにならないと思うので、見てもらいたい。本当にかわいい僕の娘お絹役で、彼女がいるから格之進が癒される、何か光のような存在です。
弥吉役の中川大志さんは、かっこいいですよね、背が高くて俺は背伸びしてお芝居していました。彼もまたこだわりが強い役で、工くんとは違うところで僕とぶつかります。お絹に想いを寄せているので、父親の僕にはいろいろ思うところがあるんだけど、お互いが武士の心を持っているので、交わした約束を絶対に破らない2人の関係も見どころになってきます。もう見どころ満載です。
奥野瑛太さん演じる梶木左門は、僕のことをずっと慕ってくれる、唯一いつでも味方になってくれる重要な役です。撮影現場でもずっと一緒にいました。すごく目力があって、一緒にお芝居していると吸引力がある。撮影現場ってカメラをはじめいろいろなものがあるので目に入るじゃないですか、でも彼の目を見ていると、すっと江戸時代にタイムスリップしたような気迫がありました。
徳次郎役の音尾琢真さんは、いいカメラを持っているんですよ。同じのが欲しいなと思って、機種を聞きたいなって。音尾さん、カメラ本当に上手なんですよ。
市村正親さんは、町の親分、長兵衛役です。すごく重要なところで出てきて、格之進を導いてくれる、僕自身との関係とちょっと重なる部分もあってよかったです。普段からすごく演技のこととか役のことを吸収させてもらっているんです。
萬屋源兵衛役の國村隼さん、渋すぎるでしょ、言葉を交わさずに國村さんと戦い合います。静寂の中で暴れているみたいなね。最初から最後まで、僕と重要なところで絡んでくるので、見どころになっていると思います」